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内容説明
伯爵ドミトリの個人秘書を務める弟が、伯爵の妹と駆け落ちをした。そうとも知らず弟とクリスマスを過ごそうとローマへやってきたリリーは、怒り狂うドミトリの罠にかかり、まんまと伯爵邸に閉じこめられてしまう。彼は秘書が金目当てで妹をたぶらかしたと信じこんでいて、姉であるリリーにも蔑みのまなざしを向けてきた。さらには、弟がなんらかの連絡をしてくるまでは解放しないという。でも、監禁されていると使用人に訴えれば、彼は言い訳できないはずよ!するとドミトリが片方の眉をつり上げて言い放った。「使用人には休暇をとらせている。だから、君と僕のほかは誰もいない」その瞬間、自分がすでに伯爵の籠の鳥であることを、リリーは悟った。
著者等紹介
モーティマー,キャロル[モーティマー,キャロル] [Mortimer,Carole]
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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akiyuki_1717
3
キャロルさんヒストリカルに手を出してから、ロマンスは手抜きな感じ。ヒロインのケンカ腰で短期な態度とセリフで文字数を稼いでる感じがして、出だしから斜め読みでした。ヒロインが弟を庇う気持ちはわからないではないけれど、雇い主の妹と付き合うことに何の努力もせず、前触れもなしに駆け落ちしたことを、大人同士なら許されるという態度が、は?って感じでした。相手に許嫁もいて、お披露目の日も決まってたのに、逃げ出したことを無責任と思わず、ヒーローの態度が悪かったと責めるなんて、教師という立場からしても、どうなのよと思う。2015/03/13
月
1
★★★☆☆ヒーローが強引な割りに要所要所でひ弱ってヒロインに対して下手に出たり、設定にある早くに親を亡くし妹を過保護に育て企業を率いる富豪貴族というより、その辺の気のいいお金持ちぐらいにしか見えなかったのが残念。2015/03/30