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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三上 直樹
3
これまた会員制の図書館・六本木ライブラリーを見学した際に購入してから、ずっと積読したままだったのを、今さら読了。 六本木ヒルズのオシャレな外面の陰に、図書館は何のためにあるのかという根源的な発想があったのがよくわかり、単なるにぎわい創出だけの機能しかないツタヤ図書館が何も学んでいないのが見えてきます。2015/11/05
Nobuko Hashimoto
3
六本木ヒルズに会員制の「ライブラリー」を開設した記録の部分は面白かった。利用者の自発的な交流が期待通りには生まれず、仕掛けを講じたあたりは参考になる。図書館は、ただ資料を保存するところではなく、人が交流し、新しい知を生み出す場であるべきだという主張には共感。ただ、著者が「私だけの発想でつくった私の理想の図書館」が想定する利用者はごく限定的。「高齢者、主婦、子ども」が通う公立の図書館を劣った遅れたものと断罪するような記述は残念。カタカナ語が過剰な点も。2013/12/21
nuna
3
本全体の構成がなく読みにくかった。実現した物自体はすばらしいと思うけど、図書館や図書館員へのdisが多くて辟易。読者には著者が自分を持ち上げるために貶しているようにしか読めないって。また新自由主義者でビジネス大好きな人らしく、自分の理解しない価値へは狭量。など、瑣末が気になった2010/01/14
ミスタ!
2
最初は六本木ライブラリーに発足における苦労話。ここは結構楽しく読めた。そのあとはナレッジマネジメントがいかに重要かというのをとくとくと書いてある。公共の図書館ではたしかに、ここに書かれているようなことができないかもしれない。やっぱり、利用者を選別する必要があるだろう。それでも、この考え方に乗ってしまうと、強者のためのコミュニティという気がして。気が引けてしまう。2010/10/31
かず
1
会員制図書館、六本木ライブラリーの話に留まらず、図書館の存在意義にも触れたお話だった。これからは人と人とのつながりの時代であり、図書館というハコモノの重要性は薄れている。イノベーションの場としてのライブラリーであるという。2011/11/30