内容説明
日本文学史上はじめての浪漫主義小説『雨月物語』。上田秋成が怪奇に託した人間味溢れる世界が、熟達の筆で現代によみがえる。
著者等紹介
中村晃[ナカムラアキラ]
山形県寒河江市生まれ。作家。東北大学文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おこぜ
1
今週の会社本。先日、京極夏彦の「鬼談」読んでから、無性に読みたかった雨月物語。「吉備津の釜」は、徹底した男の裏切り、女の執念、封建の押し付け…どれに焦点を当てて良いやら。「青頭巾」は鬼談のがお気に入りだったので、物足りない感が(笑)読みやすい現代語訳でした。2015/06/26
伯修佳
0
上田秋成が江戸時代に書いた原文を、自身も小説家である筆者が現代語訳した集成。悲運の崇徳上皇が怨霊となって現れる『白峯』を始めとし、有名な『菊花の約』『吉備津の釜』など昔話としても馴染みのあるものが多い。全作を通して女性にかなり偏重な見方をしている気がするのは気のせいだろうか、と個人的に少し疑問だった。同じ外道に落ちた男性に慈悲深いのがかなり笑える。2013/02/13
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