出版社内容情報
民主主義国は中国とロシアの「見えない侵略」にさらされ、ポピュリズムで自壊している。デモクラシー研究の第一人者が警鐘を鳴らす!
いま民主主義国は、権威主義国から影響力工作や「シャープパワー」で侵略され、国内ではイデオロギー分断が生じている。この外からの攻撃と内からの自壊を包括的に捉える画期的な民主主義本がついに登場。最近の民主主義の後退を最初に指摘した「ミスターデモクラシー」ことダイアモンド教授による警告と、再生に向けた処方箋。
【原著】Larry Diamond
内容説明
いま、民主主義は不況のなかにある。国際社会では市民の不満を背景にポピュリズムが拡大し、民主主義は自らを弱体化させている。それだけではない。中国とロシアが目に見えぬ影響力工作を大規模に行っており、民意をゆがめていることがわかってきた。この外からの介入と内からの自壊を包括的に捉え、民主主義がどのように危機に陥っているのかを解き明かす画期的な民主主義本がついに登場!近年の民主主義の後退を最初に指摘した「ミスターデモクラシー」ことダイアモンド教授による警告と、再生に向けた処方箋。
目次
第1章 はじめに―危機の到来
第2章 民主主義が成功した理由、失敗した理由
第3章 民主主義の行進と後退
第4章 権威主義の誘惑
第5章 アメリカ民主主義の衰退
第6章 ロシアによる世界的な攻撃
第7章 中国の密かな攻撃
第8章 民主主義への信頼は失われているのか?
著者等紹介
ダイアモンド,ラリー[ダイアモンド,ラリー] [Diamond,Larry]
スタンフォード大学フーバー研究所(Hoover Institution)およびフリーマン・スポグリ国際問題研究所(Freeman Spogli Institute for International Studies)シニア・フェロー、スタンフォード大学政治学・社会学教授、民主主義・開発・法の支配センター(Center on Democracy,Development and the Rule of Law)元ディレクター。スタンフォード大学で博士号(Ph.D.)を取得。2004年にはイラク連合国暫定当局の統治担当上級顧問としてバグダッドに赴任した。著書多数。50冊の編著・共編著があり、ジャーナル・オブ・デモクラシー誌の創設者兼共同編集者でもある
市原麻衣子[イチハラマイコ]
一橋大学大学院法学研究科准教授。専門は国際関係論、比較政治学。ジョージワシントン大学大学院政治学研究科博士課程修了、博士号(Ph.D.)を取得。関西外国語大学外国語学部専任講師、准教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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