侵食される民主主義〈上〉―内部からの崩壊と専制国家の攻撃

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侵食される民主主義〈上〉―内部からの崩壊と専制国家の攻撃

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326351831
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C3031

出版社内容情報

民主主義国は中国とロシアの「見えない侵略」にさらされ、ポピュリズムで自壊している。デモクラシー研究の第一人者が警鐘を鳴らす!

いま民主主義国は、権威主義国から影響力工作や「シャープパワー」で侵略され、国内ではイデオロギー分断が生じている。この外からの攻撃と内からの自壊を包括的に捉える画期的な民主主義本がついに登場。最近の民主主義の後退を最初に指摘した「ミスターデモクラシー」ことダイアモンド教授による警告と、再生に向けた処方箋。
【原著】Larry Diamond

内容説明

いま、民主主義は不況のなかにある。国際社会では市民の不満を背景にポピュリズムが拡大し、民主主義は自らを弱体化させている。それだけではない。中国とロシアが目に見えぬ影響力工作を大規模に行っており、民意をゆがめていることがわかってきた。この外からの介入と内からの自壊を包括的に捉え、民主主義がどのように危機に陥っているのかを解き明かす画期的な民主主義本がついに登場!近年の民主主義の後退を最初に指摘した「ミスターデモクラシー」ことダイアモンド教授による警告と、再生に向けた処方箋。

目次

第1章 はじめに―危機の到来
第2章 民主主義が成功した理由、失敗した理由
第3章 民主主義の行進と後退
第4章 権威主義の誘惑
第5章 アメリカ民主主義の衰退
第6章 ロシアによる世界的な攻撃
第7章 中国の密かな攻撃
第8章 民主主義への信頼は失われているのか?

著者等紹介

ダイアモンド,ラリー[ダイアモンド,ラリー] [Diamond,Larry]
スタンフォード大学フーバー研究所(Hoover Institution)およびフリーマン・スポグリ国際問題研究所(Freeman Spogli Institute for International Studies)シニア・フェロー、スタンフォード大学政治学・社会学教授、民主主義・開発・法の支配センター(Center on Democracy,Development and the Rule of Law)元ディレクター。スタンフォード大学で博士号(Ph.D.)を取得。2004年にはイラク連合国暫定当局の統治担当上級顧問としてバグダッドに赴任した。著書多数。50冊の編著・共編著があり、ジャーナル・オブ・デモクラシー誌の創設者兼共同編集者でもある

市原麻衣子[イチハラマイコ]
一橋大学大学院法学研究科准教授。専門は国際関係論、比較政治学。ジョージワシントン大学大学院政治学研究科博士課程修了、博士号(Ph.D.)を取得。関西外国語大学外国語学部専任講師、准教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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confusion_regret_temptation

31
個人的には、民主主義の後退は行き過ぎた資本主義、結局は金の動きに連環するものと思っていたが、思っていた以上に中国やロシアの意図的な工作が大きな影響を与えていたのだと教えてくれた。最終盤に、民主主義の最大の敵は貧困ではなかったということが示されていたが、下巻でその辺をもっと深く掘り下げてくれるとありがたい。2023/07/29

バーニング

5
2022年2月、ウクライナ戦争勃発直前に翻訳刊行されたため当時から話題だったが、本書でも重点を置いているトランプ政権が4年の空白(というより雌伏)を経て第2期に突入してしまったので読んでみることにした。メディアが大学、公務員や移民への攻撃など第2期開始から矢継ぎ早に行われている意思決定はすでに本書で描写されている、権威主義的統治のそれとシンクロしていることに驚くが、逆に言うとトランプ政権はそうした権威主義国家の方法を学習しているのかもしれない。これからの4年間を占うためにも、下巻を丁寧に読んでいきたい。2025/02/04

takao

3
ふむ2023/06/23

鏡裕之

3
ロシアがウクライナへの侵略を決定したのに合わせるかのように発売された本書は、世界的に民主主義が後退していると説く。最大で60近くあった民主主義国家は、いまでは30ほどしかないそうだ。日本はその一つなのだが、民主主義の衰退の代わりに中国とロシアという権威主義国家(専制国家)が民主主義を破壊しようと攻撃している。民主主義が根付くためには、政権の腐敗がなく、縁故主義の支配がないなどの条件が必要なのだそうだ。腐敗や縁故主義があると人は政治的無関心に走り、専制を呼び込むことになるようだ。2022/02/22

ゼロ投資大学

2
民主主義が強く根付いている日本にいると民主主義が正しいという価値観を持つが、世界では民主主義が広まっていないどころか後退している現実を知った。政治家はポピュリズムに走りがちだし、それを選ぶ国民の側も常に正しい判断ができているとは言い難い。そんな中で、中国やロシアなどの民主主義とは言えない国家の存在感が増している。2022/09/18

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