内容説明
『荒山合戦記』『末森記』において利家は数え歳四十五歳から四十八歳、「勇将」としての面目躍如たる、最も華やかな時期が活写されて興趣に富み、そのあたりをお楽しみいただければ幸いである。また、『小松軍記』を含め、前田氏物歴史小説の素材となった形跡もあり、双方を併読するのも一興であろう。
目次
現代語訳 荒山合戦記(能登国石動山衆徒蜂記 付同所荒山合戦のこと;能登国石動合戦 付石動山焼失のこと)
現代語訳 末森記(加賀と越中の抗争のこと;利家卿津幡城着城、今浜着陣のこと;末森城後詰のこと ほか)
現代語訳 小松軍記(利長と長重、互いに恨みの念を抱くこと;小松城籠城のこと;南部無石衛門と永原松雲、喧嘩すること ほか)
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