内容説明
東京大学史料編纂所は、一世紀を超えて活字史料集を編纂・出版し、歴史データベースとしても公開している。一点の史料は、神経細胞のように、歴史知識という糸で他の史料や事実と結びつくことにより、日本の歴史全体のなかに位置づいている。二〇〇六年四月に発足した前近代日本史情報国際センターは、歴史学・史料学と情報学を融合させることにより、歴史知識学研究の促進をめざしている。本書は「史」と「知」のデジタル・アーカイブを統合し、「歴史知識学」のこれからを提案する。
目次
「歴史知識学の創成」研究
第1部 歴史知識化システム研究―情報学の立場から(史料のデジタル化;史料検索システム;編纂史料からの人物情報の抽出;人物史データベースの構築;翻刻支援システム)
第2部 編纂研究の共有化プロジェクト―歴史学の立場から(鎌倉遺文を対象とするVirtual Laboratory構築プロジェクト;二一万通の古文書を集める―日本古文書ユニオンカタログプロジェクト)
第3部 歴史知識学への期待(歴史知識学の意義;文理融合研究への期待;討論―歴史地誌器楽の可能性)
おわりに 「歴史知識学の創成」ことはじめ
著者等紹介
横山伊徳[ヨコヤマヨシノリ]
東京大学史料編纂所・所長/教授。1956年生まれ。幕末維新史/歴史情報論(文学修士)
石川徹也[イシカワテツヤ]
東京大学史料編纂所・特任教授/筑波大学・名誉教授。1943年生まれ。情報学/歴史知識学(工学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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