新潮文庫
侵入社員〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102164143
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

企業スパイとなるべく、アダムの特訓が始まった。よれよれのジャケットを捨て、一流ブランドのスーツを着こなす。上司から経営学、ハイテク知識、盗聴などのスパイ技術を叩き込まれる。そんな努力が実り、アダムは見事にライバル会社への再就職に成功。そこで意外な才能を発揮し、出世街道を爆走する。そして夢のような生活を手に入れたと思ったのだが。新感覚の企業スパイ小説。

著者等紹介

フィンダー,ジョゼフ[フィンダー,ジョゼフ][Finder,Joseph]
1958年シカゴ生れ。少年時代をアフガニスタン、フィリピンなどで過ごす。エール大卒業後、ハーヴァード大ロシア研究センターに進み、その後同大学で教鞭を執る。24歳のときにソビエト指導者とアメリカ財界人との癒着を暴露したノンフィクション“RED CARPET”で脚光を浴びる。以後、著名紙誌で数々の評論を発表。’91年に刊行された処女長編小説『モスコウ・クラブ』はソビエト崩壊を予言したものとして話題となった

石田善彦[イシダヨシヒコ]
1943年北海道生れ。早稲田大学法学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

35
上官に引き続き下巻も読みましたが、スピード感が若干映画に比べてないのが物足りない気がしました。それと企業自体が具体的なイメージがわいてこない気がしました。出版された当時はよかったのでしょうが、最近のハイテク企業などのセキュリティは当時よりも進んでいるのでこのような小説はその点を気にしなければ結構楽しめます。2014/12/15

ケンメイ

9
★3.5 米国ハイテク産業の産業スパイのお話。いとも簡単に上層部に入り込めた理由はそういうことだったのかぁ・・・。サクサク読めて楽しめた。2015/09/11

やすもっち

4
いかにも、ハリウッド映画に有りがちな展開だけど、なかなか面白かった(^-^)ミイラとりがなんとやら的な話。でも、その後、主人公はどちらの選択をしたのだろうか?車に乗るか、乗らないかが選択の分岐点になると思うけど...気になるところ。★★★★2012/11/18

fukafkacraft

3
読了した途端、企業スパイとして成功した主人公が潜入前は平社員だった事実が不自然に浮かび上がる。逆ドッキリみたいなオチにはがっかり。ハラハラしながら読んだ自分がバカだったが、隙あらば途中で投げ出してやると構えながら読んだわりに下巻まで読ませるとはなかなかのもの。読了後に映画化された「パワーゲーム」を観たが、原作を100倍劣化させたような陳腐な代物だった。2016/11/13

ぺーいち

2
企業スパイもの。潜入が功を奏す絶好調の前半と、次第に追いつめられていく脂汗ものの後半。頂上から下り坂へさしかかる分水嶺のスリルがたまりません。2010/03/14

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