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内容説明
本書には「図書館を使う」側からの図書館に関する文章が10本収めてある。本文をそれぞれ読んでもらえば、あるいは巻末の「執筆者紹介」に目を通していただければ瞭然とすることであるが、この10本の文章は多様な分野の専門家によって書かれたものである。それらは、歴史学、社会学、精神医学、体育学(身体・気功論、野外教育論)、物理学、仏文学、中国文学、日本文学(古典文学、近代文学)、の各分野にわたるが、それぞれが自らの専門に関わってこれまで経験してきた「図書館」についての思いを基に、図書館(あるいは図書館情報学のある分野にまで踏み込んで)はこうあるべきなのではないか、こうあって欲しい、こんな問題を抱えているのではないか、等について「率直な」考えを展開している。
目次
1 図書館という場「場」の意味探し―禅の十牛図から
2 図書館と国文学(古典文学)研究
3 物理学と図書館
4 大海における読書・湯船の中の読書
5 文献資料と方法論―社会科学において
6 史料をとり史実をよむ
7 病院図書室と読書療法について
8 漢籍と近代図書館
9「書誌」作成と図書館
10 図書館と雰囲気―気の立場から