内容説明
古代から現代にいたるまで私たちの暮らしに深くかかわっている「神道」。だが私たち日本人は「神道」という宗教の本質を本当に理解しているといえるだろうか?本書では、開祖もいなければ、教義もない、そして救済もない「ない宗教」としての神道の本質を見定め、その展開を追う。日本人が神道とどのようにかかわってきたかを明らかにすることは、私たち日本人の基本的な世界観や人生観を考えることにつながっていくのである。
目次
「ない宗教」としての神道
もともとは神殿などなかった
岩と火 原初の信仰対象と閉じられた空間
日本の神道は創造神のない宗教である
神社建築はいつからあるのか
「ない宗教」神道と「ある宗教」仏教との共存
人を神として祀る神道
神道とイスラム教の意外な共通性
神主は、要らない
神道は変化のない宗教である
遷宮に見られる変化しないことの難しさ
救いのない宗教
「ない宗教」ゆえの自由
浄土としての神社空間
仏教からの脱却をめざした神道理論
神道は宗教にあらず
「ない宗教」から「ある宗教」への転換
「ない宗教」の戦後史と現在
著者等紹介
島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年東京生まれ。宗教学者、作家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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