内容説明
司馬遼太郎、不朽の名作『坂の上の雲』に描かれた20世紀初頭。まだ極東の一小国にすぎなかった日本は、世界に名だたる強国ロシアを相手に勝利を収め、世界中から“奇跡”と呼ばれた―。この歴史的な勝利の裏側にあったのは、リーダーたちの機転や発想、そして戦略だった。極限状態に置かれた彼らは、どのようにして“奇跡”を起こしたのか。その行動から、リーダーの本質を学ぶ。
目次
第1章 秋山好古
第2章 秋山真之
第3章 正岡子規
第4章 東郷平八郎
第5章 児玉源太郎
第6章 大山巌
第7章 伊藤博文
第8章 乃木希典
第9章 山本権兵衛
第10章 広瀬武夫
第11章 高橋是清
第12章 明治天皇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる坊
15
坂の上の雲に出てくる主要人物の略歴や功績がコンパクトにまとまっていて良かった。しかし全体像は掴みにくいため、また原作を読み直したいと思う。2015/04/02
Willie the Wildcat
10
リーダーシップ、という観点で12人のドラマの登場人物を分析。各人の良い面に焦点を当てた切り口は好感。あくまで”ダイジェスト版”なので詳細ではないが、各人の人となりを語るエピソードはそれぞれ興味深い。当時の時代の背景を考えると当然であるが、日本の変革に貢献した史上の人物に思わず目が行く。その中でもやはり西郷さんの存在は大きかったんだなぁと改めて感じる。「坂の上の雲」は今年是非読んで見よう!2012/01/01