内容説明
名伯楽の視線が射抜く、勝負の真実、闘う魂の記憶。
目次
第1章 競馬の現在―伊藤雄二の熱視線(2008年ベストレース;騎手が上手に枯れるということ ほか)
第2章 名牝対決―ウオッカVSダイワスカーレット(騎手四位洋文~2007年桜花賞までの軌跡;2007年桜花賞 ほか)
第3章 甦る名馬・名勝負の記憶―群雄割拠の10年(テイエムオペラオー 1999年日本ダービー/2000年有馬記念;アグネスデジタル 2001年秋天皇賞 ほか)
第4章 ディープインパクト―最強馬の蹄跡(2005年日本ダービー;2005年菊花賞 ほか)
著者等紹介
鶴木遵[ツルキジュン]
愛知県三河出身。麻布高校を経て、早稲田大学第一文学部演劇科中退。騎手や調教師を丁寧に取材して描く、その独特な競馬論は、読者からの信頼も厚く共感を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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future-eye
3
★★★☆☆ 調教師伊藤雄二がみた名馬とレースの評価が語られている。 ダイワスカーレット、ウォッカの天皇賞、自分も思い入れの深い名馬たちの戦いを懐かしく読んだ。 中でも社会現象にもなったディープインパクト。 東京優駿は現地で観戦した。 馬券も2着馬の存在も忘れてただただ感動した。 逆に凱旋門賞、日本馬悲願の初勝利を疑わなかった。 友人らを誘って深夜に観戦したがまさかの敗戦。 馬券を買ったわけでもないのにレース後にあれほど落胆したのは後にも先にもない経験。 この馬でダメなら日本はあと20年は勝てないと感じた。2016/11/26