内容説明
本書はテロの多様な側面を体系的、立体的に読み解くことを目的に、現代の特徴ともいえる「宗教テロ」や新しい潮流であるジハード主義、イラク戦争、さらにテロ問題と密接に関係しているアメリカと中東との関係や日本のテロ対策などを取り上げた。
目次
宗教テロと現代社会(現代とテロリズム;アルカイダの現在 ほか)
アメリカの対テロ戦争(ブッシュ政権の安全保障観;アメリカの情報機関 ほか)
9.11後の中東・イスラム世界(アフガニスタン戦争とイラク戦争;イラク政治プロセスの行方 ほか)
日本とテロ(日本とテロ;日本の「対テロ戦争」 ほか)
著者等紹介
立山良司[タテヤマリョウジ]
防衛大学校教授
大内佐紀[オオウチサキ]
読売新聞国際部
大野元裕[オオノモトヒロ]
中東調査会上席研究員
藤原和彦[フジワラカズヒコ]
中東ジャーナリスト
宮坂直史[ミヤサカナオフミ]
防衛大学校助教授
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感想・レビュー
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白玉あずき
8
2005年初版 従って「イスラム国」についての記載なし。古いなあと思いながらも、見開き2ページにワンテーマという簡潔さに惹かれ借りました。いいわ これ。「現在」ではないけど、現在につながる中東の構造が良くわかる。イラン・イラクその他の人びとの周辺諸国やアメリカに対する感覚がわかったり、イランのシーア派がイラクのシーア派と関係性が悪そうなわけもわかったり。アメリカ寄りだし、とても単純化されてはいるが、理解しやすく記憶に残る。2015/03/02
siori
1
9.11から今回の日本人人質の事件でイスラムの問題を少しでも理解したいと思い手にした本です。2015/02/03
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