内容説明
徳川十二代将軍家慶が、唯一頼みにする闇御庭番、菅沼外記とその仲間たち。天保の改革で火の消えたようになった江戸の町。家慶の目指す改革が、老中水野忠邦とその配下の鳥居耀蔵によって、いつの間にか過酷な弾圧に変わっていた。洋学者・高島秋汎の吟味役になった北町奉行・遠山景元を追い落とすために罠を仕掛ける鳥居。大江戸八百八町の希望である遠山を守るべく、闇ノ御庭番たちの影の闘いが始まる。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県岐阜市生まれ。法政大学経営学部卒業。会社員を経て、作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あここ
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読みやすかった。ゴタゴタも分かりやすかったし。元御庭番、今は闇御庭番の外記さんが主役なんやけど。印象に残ってるんは鳥居奉行さんの悪者っぷり、老中水野さんに対しての腰巾着ぶり。こんな私利私欲で奉行できるんか。。。まぁ今も大して変わらんか(笑)外記さん表向き死んだコトにしての闇御庭番やのに。もっと密命っぽくこっそり成敗かと思ったら。仲間はみんな知ってて、お頭、お頭って。。。バレませんかね?闇の意味があんまり。。と、大活躍って気もせんかったよ(笑)何となく解決してるんだか何だか・・・見届けてるだけっぽいかなぁ2011/08/25