ワニ文庫<br> 日本人の知恵―落語学+人間学の勉強法

ワニ文庫
日本人の知恵―落語学+人間学の勉強法

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  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784584302217
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0139

内容説明

「時そば」「粗忽長屋」「死神」などなど、お馴染みの落語。その笑いの公式を解いていくと日本人の本質が浮かび上がる。滑稽さの中に凛としたへそ曲がり精神あり、生活の工夫あり、それが庶民の武器になっている。豊富な実例とともに展開される著者特有の軽妙な論法の日本人論。ちょっぴり笑って、大きく納得。粋で洒脱な日本人気質、いま磨きごろ。

目次

第1部 落語のネタと日本人―笑いからの発想(この高級なる言葉あそび;笑わせて学ぶ禅の説法;若旦那の商売の不心得 ほか)
第2部 鮮やかな方法について―笑いの記号論(笑いの知恵くらべ;笑いの記号を解釈する)
第3部 へそ曲がり弱者の知恵―笑いから悟りへ(日本人と嘘の起源;『徒然草』の教訓 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kei

8
兼明親王の古歌に「七重八重花は咲けども山吹の実のひとつだになきぞ悲しき」というのがございますが、これはお貸し申す簑一つだにございませんと、実のと簑をかけて、山吹の枝をもって、申しわけをしたものでございましょうと申し上げたな(14-15頁)。売春。快楽原理だけで考えていると、答えられない問題。「楽しければそれでよい」といった考え方には限界があり、たとい皆がそれでよいと考えたことでも、¨よくない¨ことがあるのである。だから教育はあらかじめ¨悪い¨ことは¨悪い¨と教えておかねばならない。2017/04/15

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