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出版社内容情報
「トンデも」なものたちに、体当たりで実践、体感したうえで、
「これっておかしくない?」と異を唱える山田ノジル。
時に面白おかしく、時に真面目に、女性の体を取り巻くあやしいものたちを、一刀両断する。
※ 各章末に医師(宋美玄先生ら)への取材対談もコラムとして挿入。医学的な検知で子宮系スピリチュアルの問題点を指摘、説明。
山田ノジル[ヤマダノジル]
著・文・その他
内容説明
子宮系スピリチュアルや、布ナプキン信仰、冷え取り依存、デトックスにオーガニック…女性を狙う脅し系産業、「女はこういうケアをすべし」と刷り込む「呪い」の正体を検証。時に面白おかしく、時に真面目に、女性の体を取り巻くあやしいものたちを、一刀両断致します。ノリは軽いが、罪は重い!
目次
第1章 子宮の声に従い、やりたい放題!子宮系女子
第2章 おまた力のあった時代が理想 経血コントロール
第3章 「子宮汚染」という呪いに怯える子羊たち 布ナプキン
第4章 靴下5枚履きは基本のキ 冷えとり健康法
第5章 毒素を出して美しく健やかに デトックス
第6章 自然こそ正義!人工物は悪!オーガニック
著者等紹介
山田ノジル[ヤマダノジル]
科学的根拠のないトンデモ健康法をウォッチングするライター。長年女性向けの美容健康情報を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
53
子宮系、冷えとり、エセスピ等、女性を取り巻く怪しげなあれこれをバッサバッサ斬り捨てるノジルさん、ついに書籍化!新刊。わたしは子宮系の方々の情報発信もスピもオーガニックも好きなので読みますが、偏ったり傾倒し過ぎたりはしたくないので本書は凄く勉強になりました!ノジルさんご自身も勉強されているし専門家による明確な反論も載っています。経皮毒の真実とかオーガニックの正体とかもっと知れ渡れば良いのに!変な効果効能にとらわれすぎず、それをすることでわたしが気持ち良くて満足するから♪という基準で選びたいなと再確認!2018/12/26
たまきら
30
読み終わってため息。呪われって…。妊娠中に夫が「玄牝」という映画を見せてきてですね、「こういう自然体な出産を…」とか言ってきて…。いえ、こういうお産が理想なら個人の自由です。でも、なんか儀式のように壁をふく姿が宗教にしか見えなくて…いやあ、怖かった、まさか夫がそういうの勧めてくるとは…。布おむつも彼のこだわりでやったので、洗濯は任せましたね。自己責任ならいいじゃないですか、呪いだって。文章ちょっと意地悪です。2024/04/20
香菜子(かなこ・Kanako)
29
呪われ女子に、なっていませんか? 本当は恐ろしい子宮系スピリチュアル。山田ノジル先生の著書。子宮系スピリチュアルに限らず、何を信じて何を信じないかは人それぞれで個人の自由だけれど、根拠のない非科学的なものを頑固に妄信して周囲の意見に耳を貸さなくなってお金も人間関係も失ってしまっては悲劇。2019/01/13
くさてる
17
子宮系スピリチュアルや布ナプキン信仰、冷え取り健康法にオーガニック礼賛、経皮毒に経血コントロールといった女性ならではの体感につけこむ、ニセ科学を紹介した内容。文体がちょっとどぎついというか毒がある感じがしましたが、よく考えなくてもここで紹介されているようなことをきれいな言葉で大真面目に語っている人々の方が、本当は毒があるのだ……。一方的な否定や茶化しだけでなく、実際に使ってみたらここはいい、などの意見もあります。でも、本当に信じているひとには聞き入れてもらえないんだろうなあ……。2019/05/22
混沌工房
16
山田ノジルさん、ネット上で書かれているコラムがおもしろかったので、著書を手に取ってみた。子宮系、経血コントロール、布ナプキン、冷えとり…女子がおちいりがちなスピリチュアルを一刀両断。どれも基本的には、間違ってはいないと思う。自分の体をいたわるのは大事だし、エコロジーを考えるのはいいことだから。でも、やりすぎると、あやしい宗教めいてきて、女性に『呪い』をかけちゃうんだよね。あとがきにもあったように、ほどほどの距離感とゆとりで嗜好品的にたしなめば、そこに『呪い』は生まれないのだ。2019/01/29