学校では教えられない歴史講義 満洲事変―世界と日本の歴史を変えた二日間

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学校では教えられない歴史講義 満洲事変―世界と日本の歴史を変えた二日間

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584138663
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0021

出版社内容情報



倉山満[クラヤマミツル]
著・文・その他

内容説明

満洲事変は人類が不幸になっていく始まりの大事件である。世界最強の大日本帝国を滅ぼした要因!現代日本の病巣の全てがここにあった!

目次

序章 満洲事変を正しく知って賢くなろう(満洲事変に「軍部」の「独走」など無い。石原莞爾とて、お役所仕事を全うしたにすぎない。;満洲事変に国際法違反は無い。むしろ生真面目に遵守しすぎ。 ほか)
第1章 満洲事変・前史1―「平和ボケ」日本の幕開け 1905~1917(まず満洲とは何か;満洲に居座るロシアと三十九度線、そして日露戦争 ほか)
第2章 満洲事変・前史2―ババをひく日本 1917~1930(世界を恐怖に陥れたロシア革命;共産主義というツッコミが上手いだけのデタラメ!ロシア革命干渉戦争とシベリア出兵 ほか)
第3章 満洲事変―「憲政の常道」の終焉 1931(「軍部」という虚構、強すぎる二大政党;予算という政党内閣の基礎 ほか)
第4章 満洲事変その後―不幸になっていく日本と世界 1931~1933(西園寺と犬養の会談は「憲政の常道」を支える儀式の意味があった;井上財政の地獄絵図 ほか)

著者等紹介

倉山満[クラヤマミツル]
1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。1996年、中央大学文学部史学科国史学専攻卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、2015年まで日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

出世八五郎

20
今年10月に消費税増税する。連合艦隊はある期日が来た時点で何も連絡なければ、真珠湾奇襲する為にヒトカップ湾で待機していた。満州事変はどうだったかと言うと軍部としては予算確保の為に大陸進出していた。勿論理由は朝鮮人含む邦人保護の為でもある。しかし、この時期、大日本帝国は外交、政治、経済すべてが駄目であった。戦争の反省を隣国から求められるが、本当に必要なのは責任転嫁せず 本書にあるように事実確認が必要。日本人が馬鹿だったという書。もし、この反省を生かせるならシナ朝鮮との関係が変わるはず。つまり生かせてません。2019/07/01

0717

18
中華民国の主権が及んでいない、事実上の無法地帯の満洲で、地元軍閥の張学良が日本人を挑発、命に関わるような悪事を繰り返すので、関東軍が制裁を加え、根本的解決を掲げて満洲国を建国、日本政府も追認する。国際連盟は大国が武力で現状を変更した先例を認めたくないが、現実に軍事的勝利を重ねたのは日本。そこで面子を立てるため、満洲国承認は取り下げてくれと要求するが、日本国内世論が拒否。リットンレポートも日本の承認取り下げで妥協点を提案し、連盟総会で英外相もリットンレポートの正統性を支持。2019/02/10

軍縮地球市民shinshin

13
倉山氏が本気で書いた(口述?)本だけあって、かなり読みごたえがある。帝国議会で多数議席を獲得した政党が政権を担う二大政党制が唯一成立していた昭和初期で、それは「憲政の常道」が確立していたと指摘する。しかしそれは協力内閣という与野党の大連立計画によってもろくも崩れ去り、そのきっかけが満洲事変であったとする。単なる関東軍が中国を侵略したという単純な図式ではなく、政党間の争いと陸海軍の対立と軍内部での派閥争い、そして国際情勢が複雑に絡み合って戦争に突入していったことがわかる。つづく。2018/07/13

Honey

10
名著! あとがきだけでも、すべての日本人に読ませたい。2018/09/13

ミナ

10
こんなに要り組んでいたら、学校では教えようがないよなぁ。一部をとるしかないけど、その一部をどう解釈し教えるかは教師の技量によるな……。こういう本を読むといかに国民が正しく判断するかが大切だと痛感する。熱しやすく冷めやすいのはきちんと考えていないのと同じ。当時の婦人雑誌は軍人さんのインタビューが載る時代ということで、今で言えば、『an・an』などの表紙が毎号田母神さんみたいな感覚とのこと。田母神さんには悪いけど、それは狂気の時代だ!とよくわかる表現方法だった。2018/05/13

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