宮台真司ニュースの社会学 社会という荒野を生きる。

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宮台真司ニュースの社会学 社会という荒野を生きる。

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584136768
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

内容説明

なぜ安倍政権の暴走は止まらないのか!?世の中の本質を見抜く・考える処方箋。

目次

第1章 なぜ安倍政権の暴走は止まらないのか―対米ケツ舐め路線と愚昧な歴史観(天皇皇后陛下がパラオ訪問に際し、安倍総理に伝えたかったこと;安倍総理が語る「国際協調主義に基づく積極的平和主義」の意味とは ほか)
第2章 脆弱になっていく国家・日本の構造とは―感情が劣化したクソ保守とクソ左翼の大罪(なぜ三島由紀夫は愛国教育を徹底的に否定したのか;「沖縄本土復帰」の本当の常識と「沖縄基地問題」の本質とは ほか)
第3章 空洞化する社会で人はどこへ行くのか―中間集団の消失と承認欲求のゆくえ(ISIL非合法テロ組織に、なぜ世界中から人が集まるのか;ドローン少年の逮捕とネット配信に夢中になる人たちの欲望とは ほか)
第4章 「明日は我が身」の時代を生き残るために―性愛、仕事、教育で何を守り、何を捨てるのか(なぜ日本では夫婦のセックスレスが増加し続けているのか;労働者を使い尽くすブラック企業はなぜなくならないのか ほか)

著者等紹介

宮台真司[ミヤダイシンジ]
1959年宮城県生まれ。社会学者。映画批評家。首都大学東京教授。公共政策プラットフォーム研究評議員。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。社会学博士。1995年からTBSラジオ『荒川強啓デイ・キャッチ!』の金曜コメンテーターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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かみぶくろ

36
相変わらずキレキレの宮台教授。複雑すぎる現代日本の諸問題を鮮やかに、ときには強引に切りまくる。わりと煽動的な物言いをするのになんとなく信頼感を持てるのは、社会学に限らない圧倒的な知識教養がベースとして分厚く横たわっているのを感じるからだろう。問題提起に終わらず、解決策を必ず示すところも好感。彼がよく言及する承認欲求をイスラム国にまで敷衍できるかはさておき、終わりなき日常を宣言してから20年、平板な混迷と劣化が深まり続けるいまだからこそ、社会学、もっと前に出てきて。2015/11/23

呼戯人

13
安倍の「対米ケツ舐め路線」とかそれに付和雷同する「クソ保守」とかそのコインの裏側である「クソ左翼」とか、政治家を罵倒することばが激しくて、著者の現在の状況に対する怒りの深さを感じた。戦争法案をあんなに急いで国民の声を無視して強行採決したのは、オバマ政権のためではなく、アメリカ国防総省の予算請求の期限が迫っていたからにすぎないとか、アッと思うような情報や民主主義に対する鋭い洞察であるとかが散りばめられていて、まさに荒野をどのように生きるかを考えさせられる本だった。2015/11/01

れぽれろ

12
現代社会の様々な問題の背後にある構造を指摘し、然るべき解決策が提示されている本。より重要なのは後半の章、社会-言語的-システム的な「荒野」を生きそれを円滑に維持するための動機付けは、生活世界-非言語的-非システム的な環境があってこそ得られるもので、そのためには性愛を通じた家族的環境の形成が重要であるとされ、我々が問題を合理的に処理できずにいるのは生活世界の空洞化故の動機付けの消失に問題があるのだと印象付けられます。楽観的な希望を得られる本ではありませんが、「荒野」を生きるための一助となる本だと感じます。2015/11/01

RYOyan

10
ホームベースの考え方は激しく賛同!なんで人間が社会を形成してきたのかという原点に立ち戻って考えたい。やはり性愛の問題と密接に関わってくるのだなー。久々の宮台節を堪能したけど、いろんな意味で面白かった。2017/01/22

まゆまゆ

9
人々の「感情の劣化」をキーワードに、時事ニュースを語る内容。グローバル化による中間層の分解で、他人に対する排外性・攻撃性が高まる社会。これがインターネットによって加速化。もはやインターネットは劣化空間として切り離され、コミュニティを「見えなく」することで人々は保全を計ろうとする。マスコミ等によって見えている社会はほんの一部分に過ぎないということをあらためて実感する。2015/12/02

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