『星の王子さま』隠された物語―サン=テグジュペリが伝えたかったこと

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584136126
  • NDC分類 953
  • Cコード C0098

内容説明

『星の王子さま』が子どものための物語ではない理由。サン=テグジュペリは「子どものほうが正しい」と主張するばかりではなかった。孤独とともに過ごした四十代が“どこか寂しげな王子さま”を生んだ。星めぐりの放浪のなかで登場する「おとなたち」が示すもの。サン=テグジュペリの分身でもあった「星の住人たち」。サン=テグジュペリの死生観がこめられている“王子さまの謎の結末”。元祖・内藤濯訳をもとに、世界中で愛され続ける『星の王子さま』の魅力と深層に迫る―!

目次

1 「私のなかには、この王子さまのような子どもが住んでいる」
2 「むかし、いちどは子どもだった、おとなの人に」
3 「あの花のいうことなんか、きいてはいけなかったんだよ。することで品定めしなけりゃあ、いけなかったんだ」
4 「おとなって、ほんとにへんなものだなあ」
5 「人間たちのところにいたって、やっぱりさびしいさ」
6 「“飼いならす”って、それ、なんのことだい?」「よく忘れられてることだがね。“仲よくなる”っていうことさ」
7 「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」
8 「めんどうみたあいてには、いつまでも責任があるんだ」
9 「人間はみんな、ちがった目で星を見てるんだ。きみだけが、笑い上戸の星を見るわけさ」
10 「でも、王子さまが、じぶんの星に帰ったことは、よく知っています」
11 「王子さまがもどってきたと、ぼくに一刻も早く手紙をかいてください」

著者等紹介

鳥取絹子[トットリキヌコ]
1947年、富山県生まれ。フランス語翻訳家、ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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仮ッ子

5
フランス語の原文で読んでみたくなる。サン=テグジュペリがそんなにも美しい文章にこだわっていたとは。そして、彼の人となりを少し知ることができて、愛すべき王子さまとよく似ているんだと知って、好きになった。葉っぱを部屋に持ち帰って眺めるなんて、本当に純粋な少年のような人である。2015/02/17

まさかず

2
星の王子さまを読み、こういうことなんじゃないかな?と思っていた部分がちゃんとあっていてよかった。やはり飼い慣らすと待ってる時間にまでワクワクすることとか砂漠の井戸の話にいつもひかれる。やっぱりいいなぁ2015/11/30

とかねね

0
星の王子さまがこんなに深い物語だったとは!読み進めていくと王子さま自身がサンテグジュペリと重なるところが多々あり、物語さえもサンテグジュペリの人生を反映して書かれたメッセージ性の強い作品だと気付きます。深い物語だからこそ、広い世代に好まれ読み継がれているのかもしれません。2016/10/17

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