試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584132616
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

所帯じみた彼と停滞ぎみなネイリスト、長い不倫に悩む美容マニア、年下男子に恋する文系女子、披露宴スピーチを頼まれた元カノ、オンリーワンに憧れる平凡なモテ系女、そして、彼女らに寄り添うひとりの女性店員―運勢は、生まれた日より、選んだ服で変わると思う。「LUMINE」の広告コピーから生まれた今の自分が好きになる、5つの物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Heart

64
タイトルが何だか恥ずかしくてどんな物語なんだろうとずっと気になっていた作品。蜷川実花さん写真の表紙がお洒落。(’-’*)♪“ありふれた春だけど、冬をのりこえた春だもん。” “あしたの服を悩むのは、あしたを夢みるからなんだ。”この言葉が印象的。お洋服より靴が好きな私。(^_^;)たまにはお洋服を買おうかなぁと思った。とても素敵な作品でした。(*´ー`*)♥2015/12/20

iku lele

57
タイトルに深く共感。全くその通り。それはとても素敵と手に取りました。スルスル一気に読了。登場する女性たちみんながモヤモヤしている。きっと私にも私の周りにもあること。きっかけは様々だけど、素敵な店員さんのいる小さなセレクトショップで服を手に取り試着室に入る。試着室の中の様子にさらに共感。清々しいのは、この本なかの女性たちは全員しゃんと前を向いて店を後にすること。そんな店員さんのいるセレクトショップがあるなら私もぜひ行きたいな。前を向く勇気が出る一冊です。久々に持ち歩きたい本と出会いました。2015/10/02

atori

54
何気なく手に取った本だったけれど、予想以上に面白くて、良くて、一気に読んでしまった。恋愛や人生に思い悩み立ち止まる5人の女性に、お洋服、という形で光を示してくれる一人の販売員。とても軽い小説だけど、決して大切なところをなおざりにしている訳ではなくて、むしろ読みやすい中にも重要なポイントはきっちりと押さえていて情景を想像しやすい文章が心地よかった。登場するお洋服も、色や形はもちろん手触りまで想像できそうでわくわくした。コピーライターだというこの作者さんの本をもっと読みたいし、続編があったらいいのにとも思う。2015/02/06

みっこ

49
ルミネの広告コピーから生まれた5つの短編集。作者の方の本業がコピーライターだなんて忘れてしまうほど、素敵なお話ばかりでした。どれも少し切なくて、でも読み終えると元気が出る、等身大の大人の恋。恋っていいなぁとしみじみ思いました。年下男子に片思いするチヒロの話が一番好き。彼の見てもらいたくて新しい服を買い、どんどんきれいになっていく。たとえその恋が実らなくても、そこから生まれるものがあるはず。最後に差し込まれたエピローグも良かったです。Closetが実在すればいいのにと心から思いました。2014/10/13

pen 

48
タイトルに惹かれて。著者はコピーライターの尾形さん。随所に掴まれ、響く言葉は流石。でも物語としては普通。というかむしろ読み手の問題。試着室で誰かを思い出すという 感覚が思い出せない(-_-;)2020/08/24

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