内容説明
ヘンな人間は、あなただ。トンガリ君、ゴムゾウリ男、カラス女、等々、沢野ひとしワールドの「へんな人間」勢揃い。
目次
第1類 子供のころに出会ったへんな人間
第2類 どこかちょっとへんな人間
第3類 のめりこむ、へんな人間
第4類 家族も自分も、へんな人間
第5類 職業別へんな人間
第6類 美女も、へんな人間
第7類 山で出会った、へんな人間
著者等紹介
沢野ひとし[サワノヒトシ]
1944年、愛知県生まれ。児童書の出版社に15年間勤務を経て独立。書評誌「本の雑誌」の表紙・イラストを創刊号より一人で担当。雑誌や広告等でも独自の描線・色彩による世界を描く。水彩画、版画などを毎年発表し全国各地で個展を開催。1991年、『猫舐祭』で第22回講談社出版文化賞さし絵賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
林 一歩
25
ワニ眼の無頼派作家&画家による人に係るアンソロジー。既読のものが殆どであったが、沢野氏の妙に苛立ったような文章を読むと、無闇矢鱈と煙草を吹かし、強いお酒をガブ飲みしたくなるのです。2015/06/28
NOBU
24
この本、なんとも変で面白い!筆者の今までの著作から「へんな人間」を集めたアンソロジー。 筆者曰く「へんな人間とは危害を加える人間ではない。むしろ真面目で、ひっそりと、時には、かなしく生きている人だ。」「自分だけのとっておきのへんな人間を数多くかかえている人は幸せであり、それだけ人生を豊かにする。」 中でも「掃除機のこととなると金を惜しまない」奥様、貴女には負けてますけど、貴女についての件の最後にご主人が言っていた「シャープからでた軽いサイクロン掃除機」を七万円で買ったのは私です!(自慢) 2011/08/16
くるぽん
3
字が小さくて目が疲れるなーと思ったけど、意外とスイスイ読める。自分が子供の頃の話をしたと思ったら次は自分の息子の話が出てきたりして戸惑ったけど、慣れたら大丈夫だった。へんな人間というのは、こだわりとか好きなものの偏りとかに、その人の人間的部分が滲み出ているからこそ変なのであり、図鑑として集めてみると誰もがへんな人間であるのだなあと思った。沢野ひとしさん、「ジジイの片付け」で知ったけどますます気になる…。2021/03/26
夏野
2
著者の多数のエッセイから、へんな人間についての話を抜粋したアンソロジー。挿絵も著者。いい人から、訳がわからないひと、解らないなりに気になる人など、著者といろいろな人たちとの関わりやその人となりに驚くとともに、著者自身の性格やこだわりも伝わってきて面白い。著者の好きな山登りやお酒についての話が多い印象あり。2020/12/27
Yoshihiko Nakade
2
久しぶりにサワノ画伯の世界に浸りたくなって選んだのがこの図鑑(笑) これまでの著作から集めてきた、画伯ならではの人間観察集である。画伯の著作に「対談集 僕はやっぱり山と人が好き」というのがあるが、あらためて人が好きなんだなぁと思った。要するに好きな人間図鑑なのだ。 しばらく、画伯の世界に浸ってしまいそうだなぁ。2013/05/31
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- 和書
- 犯罪捜査官 講談社文庫