出版社内容情報
何千キロという海を渡るアサギマダラ。その謎に満ちた行動を記録し、数学的直感で挑んだドキュメント!〈増補改訂版〉世界でも類を見ない何千キロという海を渡る?謎の蝶?として生態観察が盛んな「アサギマダラ」。その謎に満ちた行動を記録したドキュメント。
著者は数学と脳開発の研究でも有名な医師、栗田昌裕氏。
理性と科学知によってアサギマダラの生態と自らの行動を通し、読者をまるで冒険小説の世界に誘ってくれるような内容だ。
日本列島を2千キロも移動しながら、秋になると南下(春は北上)するアサギマダラの翅にマーキングして放した数は十数万頭。福島県のデコ平から放蝶したアサギマダラは台風などの悪天候にもかかわらず、小笠原諸島父島、与那国島、さらに国境を越えて台湾まで移動する。
アサギマダラの性質と能力を知れば知るほど、その予想を超えた知力、体力、行動力に唖然としてしまう。
またマーキングしたアサギマダラにとてつもない遠方で再捕獲するという奇跡的な邂逅にも思わず感動。この謎に著者は数学的直感で挑んだ冒険的な書。
栗田 昌裕[クリタマサヒロ]
著・文・その他
目次
はじめに―私とアサギマダラの出会い
第1章 不思議な蝶アサギマダラ(アサギマダラの避暑地;アサギマダラとはどんな蝶か? ほか)
第2章 南の島にアサギマダラを追う(マーキング調査が始まった経緯;「不思議な何か」 ほか)
第3章 アサギマダラの不思議な旅(福島県グランデコスキー場での調査;標識地は全国9カ所 ほか)
第4章 アサギマダラの謎(台風をしのぐ渡り蝶の謎;改めて「アサギマダラの7つの謎」とは? ほか)
著者等紹介
栗田昌裕[クリタマサヒロ]
1951年愛知県生まれ。医師。群馬パース大学学長。東京大学理学部数学科卒。東京大学大学院修士課程(数学専攻)修了。東京大学医学部卒。カリフォルニア大学に留学。東京大学附属病院内科に勤務。東京大学助手、群馬パース大学大学院教授を経て、2014年より群馬パース大学学長。医学博士、薬学博士。栗田式速読法・記憶法・健康法を含むSRS能力開発法の提唱者。指回し体操創案者。手相も指導。大学では医療/医学/薬学等を講義。自然教育・環境保護に関心が深く、アサギマダラの研究家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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