出版社内容情報
糖尿病治療の第一人者として、「糖質制限の重要性」「AGEの危険性」を早くから提唱してきた著者。糖質制限の本質を明らかにし、「糖質」とどのように付き合っていくべきかに答えを出す。
内容説明
専門医が緊急提言!10年前の治療法(糖質制限)に執着するのは損!糖質とは何か、どう付き合うべきかに答えを出す!
目次
第1章 誤解だらけの糖質制限(「糖質制限信者」が危ない;一人歩きしている「糖質制限」 ほか)
第2章 食べていい糖質、やめるべき糖質(「糖質」にもいろいろある;糖質は悪者とは限らない ほか)
第3章 最も健康的な糖質制限とは(糖質制限が必要なのは誰か;「BMI」を見直せ ほか)
第4章 糖尿病を糖質制限で治す時代は終わった(そもそも「糖尿病」はどんな病気か;なぜ糖尿病になるのか ほか)
第5章 糖質制限よりも大切なこと(長寿者が多い地域の秘密;長寿者は豆を食べている ほか)
著者等紹介
牧田善二[マキタゼンジ]
糖尿病専門医、AGE牧田クリニック院長。1979年、北海道大学医学部卒業。地域医療に従事したあと、ロックフェラー大学医生化学講座などで糖尿病合併症の原因であるAGEの研究を約5年間行う。北海道大学医学部講師、久留米大学医学部教授を歴任し、2003年に東京・銀座に「AGE牧田クリニック」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
77
糖尿病専門医が「糖質制限」流行りのいま、専門医でさえ誤解している糖尿病と糖質制限の関係について書いている。糖質制限を実行していた作家の死因との関わりについて、マスコミの取り上げ方やトンチンカンなコメントに、糖尿病治療を行う患者のために危機感を持ったよう。要所要所に患者側にたった意見があげられる。常に最先端の論文で勉強し、自分の行ってきた治療法が古くなれば素直にそれを受け入れる。医者との出会いで人生が変わるならば、真剣に選ばなければならない。知人への手土産は、賞味期限の長いものは選ばないという。見習いたい。2016/09/04
Humbaba
12
糖尿病はよほど酷い状況にならない限りは自覚症状が出ない。そして、自覚症状が出るような頃になればもはや取り返しの付かないことになってしまっている。完治するのは困難ではあるが、状況を和らげるということであれば十分可能である。そのためにも正しい知識を持って生活習慣を身につける必要がある。2016/08/19
mikea
11
女子トーク並みに話が飛び、結局何の話?っと混乱。糖質制限する必要がない、糖尿病専門医に任せなさいと根拠にならない根拠を述べている。自分は他の医者と違ってすごいと語っているが勘違い甚だしく、著名人を例えに全て推測で判断し上から目線の失礼な物言いが目立つ。著者のクリニックや著書が紹介されているので、著者のクリニックの患者や、糖尿病で糖質制限をしている人へ向けて書かれている印象。まとまっていない内容を読み進めるのが苦痛でした。宗田哲男「ケトン体が人類を救う」を読書後読むと牧田善ニの質の低さが際立つ。2017/07/19
Humbaba
9
かつて正しかったことも、新しい発見により最適なものでなくなるということは充分に起こりえる。だからこそ医者には勉強することが求められるが、現実的にはなかなか厳しい。医者だから全て知っていると思わずに、他の人に意見を求めてみるなどすることでリスクを低減できる。2016/06/26
とももん
8
糖質を取らないことが正しいと思っていたが、そこまでではない。最新の糖尿病治療は血糖値コントロールをそこまでしなくても良い治療があるということ。色々知ることができてよかった。2020/02/05