出版社内容情報
古代から鎌倉、室町、江戸、明治、近現代まで。それぞれの時代において、日本人が世界をどのような認識でとらえていたのか。またその認識は実際の情勢と比して、正しかったのか。日本人の目を通して語られる世界情勢史。
内容説明
日本、唐、天竺が三国といわれた室町時代。西欧列強と対峙していた幕末志士たちの世界観。日本人の世界認識を形成する上で大きな影響を与え、明治時代にベストセラーとなった『輿地誌略』など。古代・中世から戦国、江戸、幕末・維新、近代まで。それぞれの時代において、日本人が世界をどのようにとらえていたのか。またそれが世界の実情と比して、はたして本当に正しかったのか。海を渡った日本人が命懸けで伝えたことや、漂流民が偶然に知り得たこと、日本を訪れた外国人によってもたらされた最新知識をきっかけに、変化していく日本の姿が明らかになる。
目次
第1章 古代中世の日本人がみた世界―海を渡った知識人(日本の神話による世界観;神国であり、女帝の国であるニッポン ほか)
第2章 戦国時代の日本人がみた世界―ヨーロッパ人の来航による変化(織田信長がキリスト教宣教師から学んだ世界観;豊臣秀吉の世界征服構想 ほか)
第3章 江戸時代の日本人がみた世界―日本型華夷意識の形成(西川如見が語る世界中で日本が優れている理由;江戸時代の人々の奇妙な世界観 ほか)
第4章 幕末・維新の日本人がみた世界―西欧列強への羨望(異国人と庶民の初めての接触;獣肉食に対する日本人の抵抗感 ほか)
第5章 近代の日本人がみた世界―大国意識の芽生え(日露戦争前の日本人のロシア観;明治政府高官のイギリス女性に対するイメージ ほか)
著者等紹介
河合敦[カワイアツシ]
1965年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。文教大学付属中学・高等学校で日本史を教えるかたわら、多数の著書を執筆。また、早稲田大学教育学部でも非常勤講師をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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