ベスト新書<br> 日本人は世界をいかにみてきたか

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日本人は世界をいかにみてきたか

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584124987
  • NDC分類 210.18
  • Cコード C0222

出版社内容情報

古代から鎌倉、室町、江戸、明治、近現代まで。それぞれの時代において、日本人が世界をどのような認識でとらえていたのか。またその認識は実際の情勢と比して、正しかったのか。日本人の目を通して語られる世界情勢史。

内容説明

日本、唐、天竺が三国といわれた室町時代。西欧列強と対峙していた幕末志士たちの世界観。日本人の世界認識を形成する上で大きな影響を与え、明治時代にベストセラーとなった『輿地誌略』など。古代・中世から戦国、江戸、幕末・維新、近代まで。それぞれの時代において、日本人が世界をどのようにとらえていたのか。またそれが世界の実情と比して、はたして本当に正しかったのか。海を渡った日本人が命懸けで伝えたことや、漂流民が偶然に知り得たこと、日本を訪れた外国人によってもたらされた最新知識をきっかけに、変化していく日本の姿が明らかになる。

目次

第1章 古代中世の日本人がみた世界―海を渡った知識人(日本の神話による世界観;神国であり、女帝の国であるニッポン ほか)
第2章 戦国時代の日本人がみた世界―ヨーロッパ人の来航による変化(織田信長がキリスト教宣教師から学んだ世界観;豊臣秀吉の世界征服構想 ほか)
第3章 江戸時代の日本人がみた世界―日本型華夷意識の形成(西川如見が語る世界中で日本が優れている理由;江戸時代の人々の奇妙な世界観 ほか)
第4章 幕末・維新の日本人がみた世界―西欧列強への羨望(異国人と庶民の初めての接触;獣肉食に対する日本人の抵抗感 ほか)
第5章 近代の日本人がみた世界―大国意識の芽生え(日露戦争前の日本人のロシア観;明治政府高官のイギリス女性に対するイメージ ほか)

著者等紹介

河合敦[カワイアツシ]
1965年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院博士課程単位取得満期退学(日本史専攻)。文教大学付属中学・高等学校で日本史を教えるかたわら、多数の著書を執筆。また、早稲田大学教育学部でも非常勤講師をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TheWho

18
島国であり、かつ有史以来綿々と歴史・文化を途絶える事無く継承している日本にとって、日本以外の世界との係わり合いを当時の日本人から観た影響を言及する一冊。日本史の変遷の中で、日本人は世界をどのように解釈したかを古代・中世に海を渡った日本人や欧州人が来航した戦国期、江戸期の鎖国時代、幕末維新期の世界観、そして明治期から先の大戦迄の解釈の変遷を時系列に語っている。改めて日本史にインパクトを与えた世界を認識し、現在に繋がる世界観を考えさせられた一冊です。2016/04/29

ぷくらむくら

2
「井の中の蛙」というコトバが読んでる間、頭の中をふらついている。近代の奔流の様な外国文化の流入・ハワイへの移籍等でもがく日本民族の姿が愛おしい。2016/08/07

とどろ

0
古代から近代まで、海外について記述している文章を筆者が抜粋して、文章の内容や背景を解説した本。主題(タイトル)についてはあまり語られていないのでぼやけた印象の本ですが、読み物としては面白かったです。誤字脱字が多かったのは残念 2016/04/01

yuya

0
2回目2019/07/07

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