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イスラム国の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584124659
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0231

内容説明

大量処刑、外国人斬首、女性を奴隷化、世界はこの残虐集団を止められるか。オバマvs.自称国家、死闘の行方。

目次

第1章 殺しの軍団
第2章 「イスラム国」―その出自と成長
第3章 怒涛の進撃
第4章 オバマvs.イスラム国
第5章 イスラム国の知られざる実像
第6章 ネット戦略と海外ネットワーク
第7章 イスラム国はなぜ残虐なのか
第8章 イスラム国の今後

著者等紹介

黒井文太郎[クロイブンタロウ]
1963年、福島県いわき市生まれ。横浜市立大学卒業後、講談社入社。フォトジャーナリスト(紛争地域専門)、『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て軍事ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めしいらず

45
国家間の思惑、シーア派スンニ派の宗派対立、シリアの内戦、イラクの混沌、イスラム過激派同士の諍い、米露の干渉など、さまざまな要因が絡まり合い複雑を極める中東情勢。とても理解が追いつかない。数多ある小規模な過激派組織の一つに過ぎなかったイスラム国が、イラクとシリアの混乱に乗じて勢力を拡大していく過程が詳らか。不安定な両国の政情を考えると、イスラム国との戦いには相当な時間と多大な犠牲を要するそうだ。日本人にも遠い国の話ではなくなった。著者の立場がどうも米国寄りなのが、読んでいてとても気になった。2015/03/30

再び読書

24
最も皮肉なのは日本のマスコミの無知さから、正当または多くのイスラム教徒とは逸脱した異教徒と言っていい武装カルト集団が、さもイスラム教の正当な本質的とも取れるイスラム国と報道されている事実だ。複雑に絡み合ったイスラムの民族問題、シリア、イラクの宗派、民族、アサド政権の自国民虐殺から石油の密輸、銀行強盗が資金源で拡大している。 希望をなくした若者が虐待に捌け口を見出す。若者の精神的な貧困が狂信的な集団へ取り込まれていく事実はオウム事件を思い出させる。今後イスラム国と報道するのは止めた方が良い。 2022/10/29

リキヨシオ

19
今年話題になったイスラム国、国家と名乗るが自称でイスラム過激派の武装組織。06年イラクで生まれて、シリアで起こったアラブの春の間に力を付けて、イラク第二の都市モスルを占領して兵器と石油と軍資金を得るに至る。イラク戦争の戦後の不備と、シーラ派によるスンニ派への弾圧、シリアでの内戦、イスラム国が強力になったのにさまざまな要因がある。特徴はリクルート力によって戦慣れした外国人兵士、豊富な資金力にネットを利用した戦略と残虐性による支配。イスラムの多様な解釈により自分に反する者は徹底的に排除する考え方になっている。2015/01/14

Aby

10
分かりやすく解説している.「どうしてこんなことになってしまったのか」基礎を理解できる.執筆している時期との時間差で,日本人が惨殺される結果になってしまったことは本書に記されていない.2015/02/25

みじんこ

9
今まさに問題となっているこのテロ集団の成り立ちや現状について分かりやすくまとめられている。外国人を人質にとることについても取り上げられているが、身代金を裏では払う、米英両国のように絶対に払わないなど、これに関してはどちらの考え・意見にも正当性がある難しい判断だ。また、この問題には宗派対立やシリア内戦など複雑な要因が絡み合っており、簡単に解決できるものではないと思った。こういった過激派のテロや虐殺ばかりが続くとイスラム社会全体への誤った見方が広まってしまう。今後も各国の対応及びイスラム国の動向に注目したい。2015/01/22

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