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放射線医が語る福島で起こっている本当のこと

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584124482
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C0295

内容説明

放射線でがんは増えないが、避難でがんは増える!日本人はリスクを避けようとして、リスクに向かって突き進んでいる!

目次

第1章 放射線のウソ・ホント―正しい知識が冷静な判断をもたらす
第2章 がんのウソ・ホント―放射線より怖い「生活不活発病」
第3章 避難が最大のリスクという福島の皮肉―放射線によるがんは増えないが、福島で「がんは増える」
第4章 豊かさと健康長寿は相関する―経済力が低下し、日本は長寿世界一から陥落した
第5章 「バカの壁」で健康を損ねる人類―文明の有限性から考える、真にサステイナブルな社会
対談 玄侑宗久×中川恵一―福島に住む人々の暮らしを守るために

著者等紹介

中川恵一[ナカガワケイイチ]
1960年、東京生まれ。東京大学医学部附属病院放射線科准教授。東京大学医学部医学科卒業後、スイスのポール・シェラー研究所に客員研究員として留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

23
放射線と懐中電灯の関係は放射線と光の関係に等しい(21頁)。吉田所長の被ばく量は70m㏜。現場 作業者への感謝と尊敬を忘れてはいけない(49頁)。死を考えると生きづらくなるので、本能的に考えない ようにしている(133頁)。著者も原子力ムラの一員であるが、全て間違っているとも思えない内容。 是々非々。 2015/03/01

魚京童!

10
結局確率ではなくて、感情論なんだよね。2015/09/27

うたまる

2
「冷静になりましょう。原発の是非と放射線の影響を混同した語りはもうたくさんです」……科学データを基にした放射線とガンのレポート。簡単に言うと、福島でガンは増えない。むしろ、余計な心配がストレス増を招き、その結果免疫力が落ちガンが増える、ということ。シーベルトとベクレル、天然放射線と人工放射線、内部被曝と外部被曝、汚染水問題、過剰診療問題など、左巻きメディアの悪質なデマによって混乱していた事実関係を解きほぐしてくれる。勿論、現代科学では不明瞭な点もあるが、それを差っ引いても著者の方が遥かに信用に足ると見た。2016/04/18

shin M

2
自然界からも常に受け続けている「放射線」についてある程度知識を持っておこうと読んでみた。放射線が人体にどう影響するか、癌とはどういうものかなど勉強になった。対談で玄侑氏の「思い揺らぎながら生きるのが風流でいい」という話が良かった。2015/03/16

ゆきまさくん

0
この本もさる方にお薦めいただいたもので、放射線医療の第1人者である、中川先生による放射線に関する基礎知識や放射線被ばくによる健康への影響などが書かれている。 いろいろな見解があると思うが、福島第一原発の問題を考えるひとつの考え方に触れることができた。2015/04/26

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