内容説明
「なぜ、人を殺してはいけないの?」「なぜ、いじめはいけないの?」と質問してきた子どもに、我々大人たちはきちんと説明できるだろうか。人を殺してはいけないと言いながら、戦争や死刑がある社会。いじめはいけないといいながら、領土問題や人種差別のある社会。孔子、アリストテレス、デカルト、カント、ニーチェ、サルトルなど、世界の思想家や哲学者たちの道徳思想では解き明かすことができなかった「道徳の本質」に、やんちゃ盛りの双子の父親であり、東大理系教授である著者(通称「骨博士」)が、理系的視点で、挑む。
目次
第1章 問題提起 道徳の現状を分析する
第2章 先行研究 過去の道徳思想を解析する
第3章 モデル構築 道徳の基本原理をモデル化する
第4章 応用展開1 道徳は動物にもあるのか
第5章 応用展開2 道徳とことばの関係性
第6章 シミュレーションと予測 私たちはどう生きるべきか
著者等紹介
鄭雄一[テイユウイチ]
東京大学大学院工学系研究科教授(医学系兼担)。医学博士。1964年東京都生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東京大学大学院医学系研究科修了。東京大学医学部、米国マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学医学部等を経て現職。専門は、発生・進化生物学、再生医学及びバイオマテリアル工学。骨軟骨の発生、進化、再生に関する分子細胞生物学的研究と、バイオマテリアルの材料工学的研究を融合して、組織再生を実現する人工デバイスの開発に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゅんぺい(笑)
左手爆弾
ひろっぴ
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