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就活地獄の真相

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584123096
  • NDC分類 336.42
  • Cコード C0236

内容説明

高校生、大学生の就職状況がきわめて厳しい。今後就職氷河期レベルと呼ばれた二〇一〇年よりもさらに悪化の一途をたどることは確実視されている。「就職難の最大要因は、不況ではない」大学と企業を綿密に取材し、就活の現場を歩いてきた著者はそう述べる。早まる企業の採用活動、授業そっちのけで就活に励む学生、大学教育の空洞化、社会に出る準備不足の学生の増殖、少ない優秀な人材の奪い合いでさらに早まる企業の採用活動…。本書では、このような就活のゆがんだ構造を徹底分析し、終わりなき負のスパイラルを変えるための「望ましい就活のあり方」を提言する。

目次

第1章 「新」就職氷河期
第2章 リアルな「就活」の実態
第3章 苦悩する採用現場
第4章 学生が苦戦を強いられるわけ
第5章 幸せになれない就活、不満足な採活
第6章 大学による「就活改革」
第7章 新しい就活へ 見えてきた改革の動き

著者等紹介

恩田敏夫[オンダトシオ]
大学ジャーナリスト、(株)ディスコ・シニアコンサルタント。1967年日本経済新聞社入社、産業部記者、編集委員等を経て、1984年日経BP社で『日経ビジネス』副編集長、『日経コミュニケーション』編集長。『日経メカニカル』、『日経ベンチャー』発行人を歴任したのち、日経BP社常務取締役、日経BP企画社長。現在、日経BP社参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

6
どの会社に入社するかは人生において非常に大きな意味を持っている。また、企業側から見ても誰を雇うのかというのは非常に重要な問題である。それぞれが重要であるということはわかっているが、残念ながら今行われている方法はその目的を進める上で効率的な方法にはなっていない。2015/11/09

トダ―・オートマタ

6
本書では就職活動によって、就活生も企業も疲弊するということが問題としている。ただ、本書では「中小企業を学生は志望してない」と書いているが 個人的に今の日本はまともな労働環境を企業が提供してくれるとは言えないし、中小企業とのパイプのそこまでないのだから、これを学生の責任にするのは酷だと思う。 本書では最終的に『グローバル化に対応できる人間を大学が育てろ』みたいなことを書いているが、個人的にはすべての人間がそこまでの能力が必要か疑問だし全ての人間にそれを求めると脱落している人が出てくる対応もすべきだと思う。2012/02/19

kamo

1
就活の構造について、学生、学校、企業のそれぞれの視点で説明されている。これを読めば内定出るというわけでなく、現在の就職難はこーいう理由ですよと分析したもの。企業はこんなことしていると取り上げている点が多い 2012/10/15

りつか

1
もうそろそろ当事者になる身として参考になったことはあまり…ただ、他大学の取り組みを知ることができたのと、それだけのことをやってる人たちとの席の取り合いなんだなぁ、というのを感じて、大学がそういうことをしていなかったから、ではなく、自分で大学でのことを膨らませてかないとなのかなーとか思った。【tkb】2011/06/09

かな

1
当事者としては就活に関してあまり新しい考え方などは見られなかった気がする。でも、大学の取り組みが具体的にピックアップされていて面白かった。取り上げられていた大学は就職のために用意されている専門学校のようにも思えるけど…。大学とは何のためにあるのだろう?と疑問に思ってしまう。大学の意義を考え直すきっかけになった。2011/03/23

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