ベスト新書 マンガ・アニメ都市伝説

山口 敏太郎【著】

ベストセラーズ（2008/12発売）

• サイズ 新書判／ページ数 189p／高さ 18cm
• 商品コード 9784584122099
• NDC分類 726.1
• Cコード C0276

内容説明

今や、日本のマンガやアニメは広く世界中で親しまれているが、それらに関して都市伝説が広まるのは日本固有の現象だ。果たして、何が発端で都市伝説が生まれ、どんな現象が起こり、それがどのような影響を我われに及ぼしているのか？現代の落語である『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』をはじめ、現代の冒険活劇である『ドラゴンボール』や『美少女戦士セーラームーン』など、国民的な人気を集める作品を中心に徹底解剖。その背景も含めて都市伝説を検証することは、そこに反映された現代人の願望や呪いを浮き彫りにすることでもあるのだ。

目次

マンガやアニメは現代における昔話・伝説である
なぜ本編と関係なく勝手に最終回が作られるのか？
作者の意図を離れて勝手に続編が作られる不思議
作者に関する不可解な都市伝説
ストーリーや設定が勝手に深読みされている！
キャラクターが勝手に一人歩きしている！
マンガ・アニメに関する怖い噂
勝手に裏話が作られている！
禁断の出版中止や放送禁止にまつわる都市伝説
キャラクターグッズの現状と都市伝説
アニメソングに関する都市伝説
マンガやアニメのキャラクターは実在する！？

著者等紹介

山口敏太郎［ヤマグチビンタロウ］
１９６６年、徳島県生まれ。作家、漫画原作者として活躍する一方、『妖怪王』の異名を持つ妖怪研究家でもあり、その著作は、妖怪、心霊、都市伝説、ＵＭＡをはじめ、格闘技、プロレス、節約まで多岐に及ぶ。テレビ番組やスポーツ紙、週刊誌などメディア露出の機会も多く、講演やイベント企画も行っている。青梅昭和レトロ商品博物館における民俗学、妖怪などの担当職員も務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mitei]

いろんな都市伝説があるなぁと知った。基本的には本当ではないのがほとんどだと思うが、そう考えるのが楽しい。

2016/02/20

[喪中の雨巫女。]

私－図書館 再読 アニメ.マンガの都市伝説で知らないこと見つけると、嬉しい。でも、前読んだことあるのに！

2013/09/11

[スー]

サザエさんやドラえもんの最終回等、有名な漫画やアニメにまつわる都市伝説の解説本。牽強付会な解説や筆者の愚痴なのではないかと思わせるところ（特にスタジオジブリのあたり）は目に付きましたが、全体的にはさらっと読めて楽しめました。

2017/11/19

[青龍]

図書館本。今や、内容が古くなっているけど、「そう言えば、こんなのあったなー」と思い出した。ことの起こりを解説してあるのが、うれしい。

2016/03/05

[Humbaba]

人気のある作品だからこそ、多くの人の間で話題になる。そして、話というのは自然と本来の形とは変わってしまう。そのような話の殆どは話したそばから消えてしまうが、真実味があれば別の誰かにまた話がなされることもある。そうやって話題に上がり続けて話は、やがては真実であるかのように扱われるようになる。

2016/07/27