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授乳時のケータイで子どもは壊れる

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  • サイズ 新書判/ページ数 183p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584121641
  • NDC分類 379.9
  • Cコード C0237

内容説明

太陽も月も星も見たことがないという子どもたち。四角い川を描く子どもたち。手がないヒトを描く子どもたち…。子どもたちに異変が起きている。子どもの脳が壊れかけているのだろうか。それとも、あまりに科学技術が進み、自然との触れあいが足りなくなっただけなのだろうか。便利さを追求した科学文明のその果てに、子どもたちの身体から「自然」が消えかけている。このままでは教育再生どころではない。今世紀の日本を担う貴重な人材が払底する最悪の事態を避けるにはどうしたらよいか。

目次

第1章 両腕のない人間を描く子どもたち
第2章 崩壊する子どもたちの日本語
第3章 授乳時のテレビとケータイで子どもは壊れる
第4章 おそるべき子どもたち
第5章 「個性」を発揮することのできた子どもたち
第6章 子どもの「自立」のために親がすべきこと
第7章 子どもに言葉を教える
第8章 からだを使いこなす子ども

著者等紹介

正司昌子[ショウジマサコ]
1933年、兵庫県生まれ。1956年、大阪音楽短期大学ピアノ科卒業。1987年、“0歳から小学校入学前まで”の子どもを対象として全人的教育を目指し、レクタス教育研究所を設立。多くの子どもを有名私立小学校に送りだす一方、やる気のない子、学習能力に問題がある子などを独自のマンツーマン指導により飛躍的に伸ばすことでも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーちゃん

2
保育園に勤務中。親ではないし、変わりにはなれないが、せめて日中共に過ごす時間は、少しでも沢山の言葉を話し聞かせ、繰り返しあ遊びに何度も付き合いたい。と改めて思いました。2013/01/09

みずたま

1
両腕のない人を描く子ども達の増加。世の中が便利で快適すぎて、身体の感覚がない?母親の授乳時のテレビケータイ、幼児のメディア漬けは言葉の遅れ、視線のずれ、笑わない、表情がない、母親への無関心、静止しているものに対する注意力散漫、後の学習能力への影響。場所見知りは新しい場所に対する適応能力を子から奪っている親の過保護が原因。なんでも先まわりして与えることをやめる。バギーは便利だが、親が子に語りかけるチャンスを奪っている。親がすべきことは、ことばのシャワー、実況中継、読み聞かせ、子どもに言葉を教える。2015/03/24

ゆー

1
また読んでます!「子どもがいうことを聞かなくなったり、悪いことをしだすようになったら、その一番の原因として考えなければならないのは、一番そばにいるお母さん」2014/09/09

oko

1
太陽を見たことがない、手がない人を描く、語彙力の低下、話を聞けない、子守がビデオ、0歳で主導権を握る、ハサミは使いよう…目次からして興味深くさすが現場の先生の見た現実の親子の姿…授乳時のケータイはひとつの象徴的な親の姿、他にもたくさんの事例があり、他人事のような、ずきっとくるような、育児中の人にはぜひ読んでもらいたい一冊。先日も保育園でベテラン保育士が「粘土の造形が稚拙すぎる」と嘆いていた。昔の子とは比較にならないほど乏しい、と。「造りたい物がないんじゃないか」と「受け身の遊びばかりですからね」と私は答え2012/05/26

m

1
実況中継の必要性に同意見です!物を考えない・だだをこねる・は大人にもいる。産まれることができてもちゃんと人になるかどうかは育ちにかかっているんですね。何となくわかっているんだけどどうしたらよいかが書いてあるのが何より嬉しい!2012/03/25

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