内容説明
なぜあなたの会社は変われないのか。トヨタが生み出した仕組みだけを取り入れても、変われない会社が数多くあるのはなぜだろうか。実は、トヨタは言語化することが難しい数々のノウハウを持っている。その泥臭く、古くて新しいアプローチこそが、会社を変えるために必要な核心だったのだ!本書は、トヨタ勤続40年以上のトレーナーとリクルート出身の営業マンから構成される人材育成支援会社・OJTソリューションズが、今まで培ったノウハウを公開し、一般企業で会社を変えるための、問題解決の考え方を伝えるものである。本書を通して問題を自主的に発見&解決できる職場を作れば、あなたの会社は必ず変わる。
目次
第1章 あなたの会社の「問題」とは何か?(自分の会社の問題を発見できますか?;上司が部下をほめて、叱っていますか? ほか)
第2章 「理想の職場」への第一歩(人が変わって初めて、会社は変わる;まずはカイゼンのための仲間を作ろう ほか)
第3章 人と職場が変わり始める瞬間(職場を変えるということ;まずは5Sから始める ほか)
第4章 カイゼンを定着させるために(目標を明確にする;“非常識な目標”を立てる ほか)
第5章 あなたが変わる、会社が変わる(職場の見た目が明るくなる;社員の顔が明るくなる ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文章で飯を食う
6
アナタがアナタ自身のカイゼンに日々取り組み、成果をあげる姿を見せることが大切なのだ。嘆く前に熱意を見てもらわなくては。2014/06/19
B.J.
5
●自分の会社の問題点を発見できるか? :コツ→定点観測をする。 ●人が最もやる気を失うのは「いくら上に言っても仕方ない」と感じるとき。 ●人が変わって初めて、会社は変わる。 ●「なぜ」を5回繰り返す。 ●やってみせ、やらせてみせる。 ●カイゼンは漢方であると心得る:性急に変化を求めるな、成果を焦るな。→言い換えれば、プロセスを重視することが大切。→目下の人と話をするときには「目線を下げる」。それと同時に、目上の人と話すときには、彼らの立場にたって報告をあげることが大切。・・・本文より2020/03/22
myc0
5
職場の人からの借り本。「組織」って面白いな!一人の力で大きな組織を変えることは難しいと思うけど、私もやってみたい&やれるかもと思う取り組みが多い。読んでみて、「仕事に慣れてはいけない」と思う。外部の人が客観的に見て違和感に気付くように、私たち自信が常に業務を客観的に見て、今やっていることの有効性や効率を考えていかなくてはならない。この本が魅力的で楽しかったのは、課題を探す→解決策を考える→次の課題に取り組む…この連続したプロセスが(良い意味で)ゲーム感覚に感じたから。私も頑張ってみる!2014/01/06
雨巫女
5
会社の問題を自主的に発見&解決できる職場を作れば、会社は変わるかもしれない。目からうろこでした。あのリコール問題前に出版されていたので、リコールが発覚から解決のを読みたいです。2010/07/07
Humbaba
3
環境が整えば人は成長する。だからこそ、能力が低いと嘆くのではなくてやる気を出しても仕方ないと思われるような環境になっていないかを問い直す必要がある。自分たちの失敗を探すというのは気の滅入ることかもしれないが、やってみると思いもよらなかった人材が発掘できることもある。2017/03/05
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