内容説明
本書は精神科医の診察室を舞台に、さまざまなケースを検証、治療のアドバイスをする一方で、現代人の病気に頼る心の内側にもメスを入れるというものである。適切な治療の羅針盤にしていただきたい。
目次
序章 国民“総うつ”といわれる時代に(精神科外来の1日はこうして始まる;精神医学の主流はドイツからアメリカに移った ほか)
第1章 精神科医の処方箋1―うつ病と統合失調症(分裂病)(「人の10倍は働いた」というサラリーマンAのケース;学生時代、輝ける存在だったBのケース ほか)
第2章 精神科医の憂うつ(人間の心を解剖してみると;おかしい人と困った人 ほか)
第3章 精神科医の処方箋2―適応障碍、パニック障碍、人格障碍など(適応障碍とはなにか?;転居後、ひきこもりになったサラリーマンの妻Eのケース ほか)
終章 精神科医の選び方(どんな相談機関、治療機関があるのか;名称の違いと医療機関 ほか)
著者等紹介
北里信太郎[キタザトシンタロウ]
1943年、東京生まれ。1968年、慶応義塾大学医学部卒業。同大学精神神経科教室、東京武蔵野病院、国立療養所久里浜病院精神科医長、川崎市リハビリテーション医療センター所長を経て、聖マリアンナ会・東横恵愛病院・特別顧問
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