内容説明
間違いだらけのリサイクルをしていませんか?何でもリサイクルをすればそれでいいのでしょうか。たとえばアルミ缶などは、原料から作るにしろリサイクルするにしろ、多くのエネルギーを使います。リサイクルすればするほど、資源を大量に消費することになり、「本当のリサイクル」とはいえません。では、私たちはどうしたらいいのでしょう。
目次
第1章 ごみが話題になる本当の理由
第2章 ごみ処理の歴史と政策のながれ
第3章 リサイクルの現状
第4章 リサイクル法と私たちの暮らし
第5章 リサイクルを超えて
第6章 私たちから始められること
第7章 二十一世紀のごみの行方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
1
ごみは減らした方がよい。それは誰もが納得してくれることであり、わざわざ反対する人はいない。ただし、そのためにどれだけ力を避けるかは個人差もあるし、ただ掛け声だけではあまり力を発揮してくれない。努力をすれば利益を得て、手を抜けば不利益を被る。そのバランスを上手にとることで、誰もが自然と、嫌な気持ちになることなく取り組める。ただし、やりすぎるとお金を払っているから何をしてもよい、という誤ったメッセージになりかねないので注意が必要ではある。2024/04/10
Hideki Meguro
1
2000年に発行された本書は、今読んでもけして古さを感じさせない内容だった。日本のごみ処理能力の限界が来ていること、繰り返し使うことの大切さ、ゴミになる物を買わないことなど、当たり前のことを忘れていた自分に対して、警告されたのだと感じた。そうすると、1つの瓶でじっくり楽しめるウイスキーは良い飲み物であると、利己的な解釈ができる。これがリターナブル瓶であればなお良い(笑)2013/11/29