生きる、夢をかなえる―僕は白血病になったJリーガー

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  • サイズ 46判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784583113173
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

内容説明

アルビレックス新潟に所属するJリーガーの早川史哉はプロデビュー直後に急性白血病を発症。骨髄移植と入院生活を経て2019年10月、3年7カ月ぶりにカムバックを果たした。白血病と長い付き合いになるという早川は、病気とどのように対峙しながら、日々を過ごし、自分の夢を実現しようとしているのか。周囲で支える関係者の証言をまじえ、未来に向かって懸命に生きる若きJリーガーの軌跡と、現在のありのままの姿を活写した。

目次

はじめに―彼にしかできないこと
1章 いまの自分を受け入れ、一歩ずつ
2章 「生きる」ために必要ならば
3章 怖いけど「プロ選手」に戻りたい
4章 自分のことばで伝えたい
5章 続けているから、また会える
6章 夢は「生きる」こと、それから
あとがき―サッカー選手であることを、おろそかにせず

著者等紹介

早川史哉[ハヤカワフミヤ]
アルビレックス新潟所属のJリーガー。1994年1月12日、新潟県新潟市生まれ。6歳でサッカーを始め、中学、高校はアルビレックス新潟のアカデミーでプレー。2011年には2011FIFA U‐17ワールドカップにU‐17日本代表として出場。2012年に筑波大学に進学。2015年には蹴球部の主将として、前年、関東大学リーグ2部に降格したチームをけん引し、1年での1部昇格へと導いた。2016年シーズンに地元のJクラブ、アルビレックス新潟に入団。念願のプロサッカー選手として活動を開始した矢先、4月24日のJ1第8節・名古屋戦後に脚のリンパ節が腫れ上がり、検査の結果、急性白血病と判明した。入院、抗がん剤治療を受け、11月に骨髄移植を行う。2017年6月、退院。リハビリを経て、2018年3月からアカデミー組織、8月からトップチームの練習に合流する。2019年8月17日、J2第28節・岡山戦で約3年半ぶりに試合メンバーに入ると、10月5日、J2第35節・鹿児島戦にフル出場。1287日ぶりに公式戦のピッチでプレーした。そこから鹿児島戦を含む最終節までの8試合に先発出場。2020年シーズンも2月23日のJ2開幕節・群馬戦のメンバーに入り、新型コロナウィルスの影響による4カ月のリーグ中断ののち、再開された6月27日のJ2第2節・甲府戦に途中出場。以後も試合出場を重ね、両サイドバック、ボランチ、センターバックと、さまざまなポジションで新潟の勝利に貢献している

大中祐二[オオナカユウジ]
1969年8月22日、愛媛県生まれ。ライター。広島大学総合科学部卒。1994年、株式会社ベースボール・マガジン社に入社し、『相撲』、『ワールドサッカーマガジン』(休刊)編集部を経て、2004年4月、『週刊サッカーマガジン』(現『サッカーマガジン』)編集部の配属に。J1に昇格したアルビレックス新潟の担当となる。2009年、フリーランスとなって新潟に移住。以来、12年間にわたってアルビレックス新潟の魅力を伝えようと活動を続けてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Atsushi Kadotani

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白血病や骨髄移植について恥ずかしながら不勉強で、この本で初めて多少でも現実を知ることが出来ました。 早川選手のことも、白血病になられて復帰したJリーガーがいるのは耳にしたことがあった程度でしたが、応援しているアビスパの選手が早川選手から靴を拾ってもらっていたというサポーターのツイートをキッカケで読みました。 特に、池江選手の罹患に対してのコメントの考え方に心を打たれました。私は私に出来ることをやっていこうと思います。2023/03/19

ホセ・メンドーサ

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早川史哉選手は「白血病から復帰したサッカー選手」として1つのドラマチックな物語のように語られることが多い。でも決してそんな簡単な話では無いし、本人にしか分からない沢山の苦悩がある。今では多くの人に認知され、数々の活動を行う早川選手だが、時にはそういった活動が辛い時もあると感じる。美しいストーリーとして受け止めると早川選手が感じてきた葛藤は捨象される。これからも病と付き合いながらも第一線で活躍する早川選手に寄り添っていきたいと感じた本であった。大中さんも素晴らしい方だと感じた。2021/02/17

あきのり

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白血病からプロサッカー選手への復帰。本人だけの猛烈な努力はもちろん、人との出会い、支えがあってこそできたこと。自分がいま当たり前にできていることは、ありがたいことだということを再認識させられた。何気ない日常にこそ感謝しないと。2021/01/17

masayuki hakari

0
前著の、圧倒的な現実や復帰までの感動など、起伏のある重みを感じる内容とはまた違った、あたたかみがある内容と感じた。 何より、復帰しただけでは終わらず明らかなチーム・ゲームへの貢献があるのが嬉しく驚異的。 応援するチームに人間として尊敬に値する選手がいるのは幸甚といったら彼に失礼か。 フミヤ君の辿ってきた経験・葛藤と乗り越えられたクレバーさ、現在の姿を思うと、自分自身がどう振る舞い、どう生きるか学ぶべきことが多い。 ホント、勇気を与えられるなぁ。 次のミスターアルビ確定。2020/11/08

ナイちゃん

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早川 史哉 選手と、大中 祐二 さんの想いが込められた1冊でした。2020/10/12

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