内容説明
放送開始から５０年、日本の野球をラジオで伝え続けてきた、ニッポン放送ショウアップナイター。本書では巨人Ｖ１から大谷先頭打者アーチまで、名場面実況を文字で再現。歴史的シーンの新たな魅力を発見できる。深澤弘、松本秀夫らアナウンサーによるナイター実況の心得ほか、長嶋茂雄、王貞治、関根潤三、江本孟紀の裏話もたっぷり。野球とラジオを味わい尽くせる一冊だ。
目次
第１章 心に残る名場面実況（１９６５年１１月５日、巨人、Ｖ９への第一歩Ｖ１；１９７１年７月１７日、江夏豊の９連続奪三振；１９７３年１１月１日、巨人、Ｖ９達成 ほか）
第２章 レジェンドが作るショウアップナイター（深澤弘アナウンサーに聞く）
第３章 ラジオで野球をどう伝えるか？（高嶋秀武アナウンサー；江本孟紀；里崎智也；実況アナウンサーの奥義！）
第４章 ナイター中継の一日
第５章 ショウアップナイターの楽しみ方（居酒屋ますや店主・宇杉紘治；ショウアップナイター解説者紹介）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
としさん
3
プロのアナウンサーの本ですから面白かった。 図書館で借りましたが、購入して読み直したい本の１つです。2017/02/04
hisaos
2
前半は60年代から大谷まで、50年間のハイライトシーンの文字起こしと放送時の時代背景についての解説。後半はショウアップナイターを支えたレジェンドたちがラジオ番組に臨む姿勢を語る。実況の良い・悪いについて触れられていて、野球中継をラジオで聴くときに注意してみたくなった2017/09/15
めっちー
1
ニッポン放送でプロ野球のラジオ実況が全日中継されて50年経った記念に制作した本。前半はラジオ実況の名シーン、後半は解説者とアナウンサーへの実況についてのインタビューや実況の一日の流れを紹介。名シーンは巨人のネタが多くてうんざりするが、王や長嶋の凄さやヤクルトや横浜の優勝の少なさ、近鉄がギリギリで優勝を逃す等読み応えあり。王長嶋だけでなく、V9後に2位なのに辞任した川上監督は凄い成績なのに辞めた昔の人の意識の高さがわかる。V9達成やバックスクリーン3連発、ロッテ対近鉄の優勝決定戦は特に実況に臨場感があった。2023/08/27
