感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
39
ファンでもないのに成り行きでプロレスラーになったアマレスの猛者・矢野通の自伝。一般人目線ゆえの斬新な発想と「俺が俺が」ではないからこその冷静な洞察力。文部大臣杯まで貰った一流アスリートなのに変なプライドに縛られず、バイトをしながら試合に出るインディーレスラーの熱意に襟を正し、偏見ゼロでアンテナを拡大。ヒーロー型ではない己を認め、生き残る術を考え、でも考え過ぎずに流される所は素直に流される。自己破滅型のアーティストとは真逆の気配りのできる大人でありつつ、誰も行かない道を切り開く点では一緒。ためになる指南書。2016/10/08
Y2K☮
28
ドロップキックを一度も練習したことがないレスラー。あるものを何でも使う省エネの丸め込みプロレス。コミカルだけど文部大臣杯まで獲得したアマレスの地力と秘めた強さを感じさせるから、目の肥えたファンほど彼を馬鹿にしない。本書やDVDの雑談で幻想をチラ見せするのも計算のうちか。ドロップキックは矢野さん以外誰でもできる。でも矢野さんの試合は他の人にはできない。DVDも彼が作るから売れる。自分だけの居場所を築いて一定の結果を出し続ければ、上へ行かない代わりに下にも落ちない。勉強になった。作業を仕事に変えるのは主体性。2020/07/28
0607xxx
10
プロレスラーらしくないプロレスラー矢野通の自伝は題名とは違い、為になる。一般的な感覚を持ち、自分自身を客観的に観ることによって置かれた居場所で輝く。考えたもしっかりしていて好感が持てた。2016/12/23
じゃんけん
8
★★★★☆プロレスラー 矢野通さんの子供時代から平成26年頃までのお話、厳しい親、体育会系の部活で生き残って来たしぶとさを感じました。要領よく立ち回るのは大事だな~😁と実感 人を心で小馬鹿にすることは、ストレスフルな時代を生き抜く手段の一つである・・・なるほど・・・ためになりました。2025/03/16
やまじろー
5
うーん面白い。やっぱりプロレスはいいね♪ヤノ!トー!ルー!2017/02/19