文春文庫
喪失の国、日本(にっぽん) - インド・エリートビジネスマンの「日本体験記」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 387p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167651381
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0198

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

30
逆カルチャーショックとでも呼ぼうか?90年代の日本を訪れたインドからのビジネスマンによって語られる日本。当たり前の風習、文化が他国の視線にどのように映るか興味深い。著者の出くわした異文化体験でずいぶん笑わしてもらった。温泉、日本のカレー、三島由紀夫など古くはあるが、新鮮味を感じた視線。2018/10/20

James Hayashi

25
文化的相違の面白さ。カルチャーショック。自分にとって当たり前のことが、云われて初めて気付く日本文化の特異性。再読。2021/02/11

小鈴

12
インドエリートサラリーマンの日本滞在記。異文化の人間のこの手の本はえてして外れなしなのだが、これは群を抜いている。食文化の違いを「インド人は混ぜ、日本人は並べる」、三島由紀夫の金閣寺を読んで、日本には「焼失」という概念があって「破壊」という概念がないと指摘する。また、インドでは絶対にカラオケが流行らない理由を説明したりと一つ一つのエッセイが興味深いので、ぜひ一読をオススメする。自明性が揺らぐことは間違いない。 2010/02/23

出世八五郎

7
本書はインド人が書いた日本旅行記を、日本人がインド旅行で偶然手に入れ日本で出版したという奇跡の作品。それが絶版とは惜しい。旅ものインドが好きな人には是非読んで欲しいのに・・・

tsunehisa

6
インド人から見た日本。ちょっとバブリーな頃の日本なので今読むと違和感があるところも結構あります。ただこれを読んでインドに住むと「なるほど~」となるらしい。個人的には面白いと思える部分と若干不愉快になる部分がありました。2018/05/05

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