内容説明
21世紀スポーツ史上最大のアップセットを達成したエディーJAPAN。その影に隠された緻密な戦略とは?そして、指揮官退任の背景―
目次
巻頭特別インタビュー 日本代表GM岩渕健輔―エディー・ジョーンズは解任だったのか?
1 日本代表チーム編成編(なぜエディー・ジョーンズがヘッドコーチになったのか;ジョーンズHCと日本の関わり;「JAPAN WAY」;「JAPAN WAY」―選手選考;エディーの哲学―経験重視;「補強」悩んだ末の外国出身選手起用;チームを支えた選手たち;世界を知る男たち)
2 日本代表チーム戦略編(嵐の中の初合宿、初練習;「JAPAN WAY」のスタイルと理念;2013年、対ウェールズ代表;2014年、対マオリ・オールブラックス;キックとパスの比率;組織ディフェンス;準備とハードワーク;エディー・ジャパンを支えた人々;ジョーンズHCの環境構築;指導の仕方はペップ流)
著者等紹介
斉藤健仁[サイトウケンジ]
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材した。ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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KF
8
改めてコーチ陣の充実度が凄い、と思い知った。 内容が極めて深い。ラグビーを単に気合と力づくで考えてた時代は昭和っていうか戦前だったか?現代のラグビーは将棋や囲碁みたいな競技でもあるらしい。
タイガー@津軽衆
5
通算112冊目。12月07冊目読了。少し大味な感じはします。用語なども解説があまりついてないので難しく感じるのではないでしょうか…最後の方のエディーの記者会見全文などは読みごたえがありました。エディーはスポーツ業界全体にいえることなのでしょうが、日本のスポーツ業界の体質は間違っているということに警鐘をならしています。端的に言うと、高校生が何時間もスポーツにかけ、勉強や学校生活を削ることは間違いだといっています。スポーツ関係の指導者の方は一読の価値ありです。2016/12/21
ランフランコ
4
「成功は偶然やってくるものではない」byエディ・ジョーンズ。ラグビーのようにフィジカルが全面にでるスポーツで日本が世界のトップに勝つことは無いのだと諦めていたが、前回ワールドカップイングランド大会で見事にその邪推を裏切ってくれたエディー・ジャパン。スポーツ史上最高の番狂わせとも言われる南アフリカ戦。そこに至るまでの4年間の軌跡。エディHCはピーキングとマインドセットの達人なのかもしれない。全ては南ア戦から逆算した4年間を用意周到に準備てきた賜物である。決して偶然でも奇跡でもない勝つべくして勝ったのだ。2019/01/31
しんたろー
2
ラグビーワールドカップの熱狂も一段落した今、改めてエディージョーンズの仕事を振り返る。この本の大きなテーマはこれほどの仕事を成し遂げたエディーがなぜ日本を去らなければならなかったのか。今となっては2019年のワールドカップ日本開催時にエディーが日本代表を指揮する可能性はほぼなくなった。エディーが去らなければならない理由がなんとなく伝わってくる。そしてもうすでに4年後に向けて後手を踏んでいることもわかる。結果を残してこその伝統が欲しいと一人のファンとして思う。出身大学など代表においてはどうでもいい。2016/03/25
ピーナッチョ
1
4年後のワールドカップ応援します。2016/01/15