ベースボール・マガジン社新書
ケンカ投法

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  • サイズ B40判/ページ数 199p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784583103150
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

内容説明

ホームベースの両端を巧みにつかい通算251勝を積み上げた大エース。歴代1位となる通算与死球165個を数えた『ケンカ投法』の神髄に迫る―。

目次

第1章 “ケンカ投法”が完成するまで(本当はバッターになりたかった;西鉄からドラフト1位指名 ほか)
第2章 “ケンカ投法”の配球術(配球とは;投手と打者のボールの追っかけ合い ほか)
第3章 “ケンカ投法”のプロ入りまで(右手が左手より2センチも短いワケ;平安入学をドタキャンして箕島高校へ ほか)
第4章 “ケンカ投法”の好敵手(幻に終わった巨人へのトレード;世界の盗塁王から聞き出したクセ ほか)
第5章 “ケンカ投法”の遺伝子(西武監督就任~投打の柱を失っての船出;石毛の後釜に松井稼頭央を抜てき ほか)

著者等紹介

東尾修[ヒガシオオサム]
1950年5月18日、和歌山県生まれ。箕島高から69年ドラフト1位で西鉄に入団。2年目には早くも一軍の主軸投手となり、70年に11勝、72年に18勝をマーク。以後、ライオンズのエースとして投げ続け、84年に通算200勝を達成。スライダーやシュートを操り、打者の内角をえぐる投球術は『ケンカ投法』とも言われた。165与死球はプロ野球記録。88年に引退。95年からは7年間に渡って西武ライオンズの監督を務めた。83、87年にMVP、75、83年に最多勝利、83年に最優秀防御率のタイトルを獲得。現役通算697試合に登板、251勝247敗23S、防御率3・50。2010年に野球殿堂入りを果たした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

15
気の強さばかりが現役時代の印象に残った東尾氏の野球論。広岡監督とは合わなかっただろうなとは予想通りでした。別の収穫としては、伝説の池永という大投手と言われた人の一面が覗けて面白かったるまた加藤初と仲が良かったというのが、意外に感じました。また、FA前の清原が西武に悪影響を与えていたと言うのが、少し寂しい。意地で内角球を投げずに完投した気迫に脱帽。やはり、スポーツ選手には闘争心が不可欠に思う。ポイントを教え、後は工夫するのが、プロとして有効な手段と信じ、実践、指導してきた信念にも敬意2014/07/07

Kaz

6
現役としての東尾の印象は、広島との日本シリーズの時。後は、デービスとの乱闘くらいかな。選手時代、思った以上に研究熱心だったことには驚きました。私には、選手としてよりも、監督としての印象が強い。理論よりも精神論中心だったように記憶している。また、目立ちたがりの一面もあったようにおもう。確か、デストラーデを登板させたこともあったんじゃなかったかな。監督としては、どうだったんでしょう。豊田、石井、デニー、松坂・・・。投手を育てるのは、上手だったんでしょうね。2014/10/22

シロー

3
本のタイトルは「ケンカ」でも中身はしっかりした技術論。配球、牽制、投球フォーム等々、職人東尾らしいこだわりがつまっている。キャンプでストライクゾーン、ボークについて審判を「教育」していたというのもいかにもらしい。コントロールには絶対の自信があるはずなのに、過去の対戦を振り返るとやたらコントロールミスが多いのは御愛嬌か。2015/07/31

きら

3
西鉄時代からライオンズ一筋の投手として引退までに251勝を挙げ、また、監督としてもチームを日本一に導くなどの貢献をした元大エース、東尾修。『ケンカ投法』と呼ばれた、彼の強気のピッチングや、野球人生そのものについて自身が筆をとった本。 さすがは、今でも個性的な解説でラジオの前のファンを楽しませてくれる東尾修。いちいちキャラが立ちまくっている。ボークにならないギリギリの牽制球のため、毎オフ審判に細かな確認を行っていたなどの逸話や、愛弟子の松坂大輔や松井稼頭央とのエピソードが面白かった。西武ファン必読の書。2011/06/26

YOS1968

2
黒い霧事件後の弱い弱い西鉄からキャリアをスタートさせた東尾はストレートを捨てて変化球を磨いた。伝説的なコントロール、華のドラフト43年組、管理野球への反骨と逸話に事欠かない。ただの石田純一の義父じゃない、本当の侍プロ野球人だった。2010/11/15

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