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ベースボール・マガジン社新書
プロ野球を殺すのはだれだ

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  • サイズ B40判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784583101620
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

目次

だれがこんなプロ野球にしたのか
西鉄問題はいまに続く“死に至る病”
プロ野球の歴史を知らないツケ
巨人という“怪物”の不快な迷走
『親方日の丸』を蹴っ飛ばせ!
プロが消滅しても高校野球は不滅です
ドーム球場と応援騒音の害毒
名捕手が消えれば名監督も消える
メジャーを恐れよ。しかし、戦え!
この人を見よ!
スーパースターはなぜ消えたのか
アジア・リーグこそ生き残る途

著者等紹介

豊田泰光[トヨダヤスミツ]
1935年、茨城県生まれ。53年に水戸商高から西鉄ライオンズに入り、1年目から27本塁打をマークして新人王に輝いた。56年には打率・325を記録して首位打者に。チャンスに強いバッティングが持ち味で、西鉄の3年連続日本一(56~58年)に貢献した。62年オフに国鉄へ移り、69年に現役を引退。近鉄で打撃コーチを務めた(72年)のち、野球ジャーナリズムの道に進む。06年野球殿堂入り(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

18
野球界のセルジオ越後のような印象のご意見番。テレビでは大沢親分とチョーさん(張本氏)の「喝」が有名だが、もっと前より野球界に建設的な意見を言い続けている尊敬に値する人に思う。また、ぼくらは黒い霧事件は伝聞でしかないが、たまたま東尾氏の著作や、この本でうっすら事のおおまかな内容が分かった。また、神様、仏様、稲尾様と言われた大投手稲尾氏に対する熱い思いも伝わる。あることを成し遂げるには情熱が必要だと今こそ思う。このような人を生かせる組織にプロ野球界が成長してほしい。2014/07/24

たーくん

6
再読→→→オバマ大統領じゃありませんが、いまこそ「チェンジ」が必要なのです。チェンジに失敗するのならまだいいのですが、チェンジを望まないプロ野球なら、これは自滅するしかないでしょう。私の『遺言』には自滅だけは防ぎたい、そういう願いが込められているのです。野球は私の青春であり、人生だったのですから。(中略)プロ野球そのものが消えてしまったら、私は死んでも死にきれません。プロ野球よ、お前はどこに行くのか―。(第十二章より)2020/02/22

Humbaba

5
かつて自分が所属していたものが,違う形へと変わっていく.しかも,その変わりゆく方向は,残念ながら繁栄からは外れていく方向である.プロ野球を愛するからこそ,今の姿を認めることができない.2012/02/09

ワンタン

3
以前読んだことを忘れて、また図書館で借りてしまった。この人が確か週刊ベースボールに書いていた、現役時代の回想を読みたいとずっと思っているのだが、単行本になってるのかな。2016/10/09

しゅう

3
著者の豊田氏は豪快な風貌とかつての西鉄ライオンズの戦士だったことから、おおざっぱで豪放な文章かと思いきや、実に繊細で若々しくかつ理論的で、クレバーな主張で明快である。人情家である反面、冷静な分析眼も備えている。日本経済新聞にも「チェンジアップ」というコラムを持っており、天才的な着眼点により野球の魅力を引き出していく筆力は抜群である。「応援よろしくお願いしまーす」というヒーローインタビューに異議ありとか、ドーム球場での鳴り物応援が心ある観客を逃がすという主張は同感でよく言ってくれた感がある。2012/11/01

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