内容説明
ありがとう、広島市民球場。鉄人がヒーローになった。赤ヘル軍団が躍動した。カープファンが赤く熱狂した。それはすべて広島市民球場が舞台だった。この球場への感謝、惜別の想いを、今ここに…。
目次
広島市民球場
僕の母なるホームグラウンド
僕を育ててくれた人の言葉
連続試合出場記録
僕を鍛えた広島市民球場
カープ熟成のとき
衣笠祥雄という個性
涙の初優勝
優勝からの変化
声
世界一と僕
ありがとう、広島市民球場
著者等紹介
衣笠祥雄[キヌガササチオ]
1947年1月18日生まれ。京都府出身。平安高から65年に広島入団。捕手だったが、68年から一塁手に転向し、21本塁打を放って台頭。75年に三塁手に再転向し、同年、赤ヘル旋風で、球団初優勝に貢献した。サイクルヒットを達成した76年に盗塁王、84年は打点王でMVPに。ゴールデングラブ賞は80、84、86年の3度受賞。70年から始まった連続試合出場記録は87年6月に2131試合に到達。当時のメジャー記録を更新して“世界の鉄人”となり(96年にC・リプケンが更新)、国民栄誉賞を受賞した。同年限り、2215試合連続出場のまま引退。96年に野球殿堂入り。現在は解説者を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
20
○衣笠選手の人格がにじみ出るように感じるいい本です。広島市民球場を通じながら衣笠選手の野球人生を振り返ります。私の衣笠選手のイメージは豪快かつやさしいという印象で本を読みながらお会いしたときを思い出しました。2021/03/05
ぽん
5
鉄人は本当に格好良かった。実際にプレーを球場では見る事は出来てないけども。市民球場、初めて行った時、真っ赤だなあ、って思った。新球場にはまだいけてないけれども。応援してます。頑張れカープ。2010/09/16
カープ坊や
3
まさか この本が、三重県の図書館にあるとは、.....! 「国民栄誉賞 受賞」 鉄人 衣笠祥雄と 広島市民球場 そして カープの初優勝は、 私にとっても 忘れられない思い出です。2012/09/08
T-山岡
2
カープの低迷期、初優勝、黄金期を知る“鉄人”衣笠祥雄が旧広島市民球場と共に歩んだ軌跡。ちょうど旧市民から新球場への移転の時期(2008年)に書かれたもので、衣笠氏の旧市民球場への惜別の思いを感じることができる。旧市民に続いて衣笠氏も近年我々の前から旅立たれてしまったが、両者ともこれからも消えることの無いカープの記録として語り継がれていくのだろう。2020/07/03
makiyan
2
衣笠さんが本当に野球が好きだということがよくわかる本です。2011/08/06