内容説明
大松博文の引退で、女子はニチボー、ヤシカ、日立武蔵の主導権争いが激化した。こうした中から、バレー界の“一匹オオカミ”山田重雄が率いる日立が浮上すれば、男子は松平康隆が大型化をめざして名セッター猫田勝敏を中心とする森田淳悟、大古誠司、横田忠義らを育成して、山田、松平がメキシコ五輪に挑み、同じ銀メダルと並んだ。松平の野望は4年後へと燃えた。
目次
1 忍び寄る“打倒ニチボー”の足音
2 ニチボー“連勝ストップ”の波紋
3 激動の中で続出する難問題
4 “骨抜き”にされた日本開催の世界選手権
5 “怪物”大古のデビューと“新魔女”の引退
6 メキシコに向け、“大型化”で始動
7 メキシコは男も女も銀メダル
8 東欧での快挙と意外な強敵
9 中大5連覇の大偉業と女子の交代劇
10 主柱の死に燃えたが、またも世界のカベは厚かった