内容説明
広島・呉港中から創立されたばかりの大阪タイガースに入団し、ピッチャー、二塁手、外野手として活躍。戦後プロ野球復活の年に監督となり、ピッチャーとして13勝2敗の成績をあげ、23年に別当薫が入団するやライバル心を燃やし、46ホーマーでホームラン王。主力脱走事件後もひとり阪神に残り、最多安打記録を作ってかっさいを浴びた藤村富美男。16年春の選抜大会で、骨折した左腕を吊るして投げ、一躍有名になり南海入りし、ノーヒット・ノーラン、沢村賞を獲得。23年の巨人移籍事件は、プロ野球界始まって以来の大事件となったが、以後巨人のエースとして第2期黄金時代を支えた別所毅彦。プロ野球の礎を築いた男たちの野球ドラマ、人間ドラマ。
目次
ライバル出現に燃えた大打者藤村富美男
全力投球で生き抜いた豪球人生別所毅彦