ダウト―疑いをめぐる寓話

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  • サイズ B6判/ページ数 127p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560035986
  • NDC分類 932
  • Cコード C0074

内容説明

学校の先生は、ペドフィル(小児性愛)かもしれない…ある疑惑をめぐり、N.Y.のミッションスクールでは「説教バトル」が繰り広げられてゆく。本年度ピュリツァー賞、トニー賞受賞作品。

著者等紹介

シャンリィ,ジョン・パトリック[シャンリィ,ジョンパトリック][Shanley,John Patrick]
1950年生まれ。ニューヨークのブロンクス出身。セント・ヘレナ幼稚園から追い出され、セント・アンソニーの給食プログラムからは生涯出入り禁止にされる。カーディナル・スペルマン高校は、退学処分になり、ニューヨーク大学からは謹慎処分を受け、学業に復帰するためには、法廷に出頭するように命じられた。どうしてそのような扱いを受けたのかを聞かれると、彼は泣き出し、まったくわからないと言う。その後、彼は、アメリカ海兵隊に入隊し、立派に務める

鈴木小百合[スズキサユリ]
東京生まれ。1977年国際基督教大学卒。コミュニケーション学専攻

井澤眞知子[イザワマチコ]
東京生まれ。1976年国際基督教大学卒。電通NY勤務などを経て芸術企画制作法人、ワンステージ主宰。『心中天の網島』などのニューヨーク公演の制作担当『コレクティッド・ストーリーズ』『トロイアの女』『ウィット』などの日本公演の企画へ協力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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nightowl

4
教会学校で生まれたひとつの疑惑。果たして男性神父は生徒を誘惑したのか?何事も妄信していいものなのかどうか、というテーマを提示した作品。著者によれば読後のもやもやとした疑心を持つことが大事だそう。分量としてはあっさりしすぎるものの、短い中にずしりと重みを感じたのでそうした意味では成功例かも。眞野あずさがなんと小劇場に出演し今秋開幕予定。https://bit.ly/2y5NmqD2019/07/24

大津正

1
トニー賞×ピュリッツァー賞をW受賞したヒット舞台劇の戯曲☆ 信仰と疑惑にまみれて自分の真義に妄信的になる人々の物語☆ 成る程☆これは面白い☆ 格段派手な演出がなされる話ではないが、この人間模様の描写は至る所まで繊細に描かれていて、読む手が止まらなくなった☆

たっつぁん

1
信じる、疑う、そういう強い感情を盲信的に持ってしまうと、もう戻って来れないんだな、と思うお話。基本的には動きも少ない話だし、静かな話だけど、水面下さが凄く面白いです。2012/03/21

こと

1
一読したあとはふーん、でしたが、よく考えるとなかなか上演しがいがあるかも、です。2011/05/28

ぼんば

0
読後に映画を鑑賞したのだが、本を読んでいる間にイメージしていたフリン神父と俳優がかけ離れていたことに軽くショックを受けた。2014/07/09

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