内容説明
ニューヨーク・ヤンキースに移籍したベーブ・ルースは、1年目のシーズン、54本という驚異的なホームランを放ち、以後記録を次々と更新していく。モメ事もたえずついてまわったが、1923年、ルースは精神的に生まれかわり.393厘、41本塁打、170四球を記録、出塁率は.542厘というハイアベレージだった。またこの年はヤンキースにとっても新たな出発の年だった。ブロンクスに専用球場のヤンキー・スタジアムが完成したのだ。その後もルースは変幻きわまりない選手生活を送り、1930年、当時の大統領よりも多い8万ドルの契約金をつかむ。スポ・イラ誌のR・クリーマーが、英雄の真の姿にせまる。
目次
第18章 ニューヨークへの移籍
第19章 驚異の最高のシーズン
第20章 絶頂期の打棒
第21章 2度目の賭け
第22章 人気下降のヒーロー
第23章 奇妙なシーズンの終わり
第24章 生まれ変わって・393を打つ法
第25章 世界のファンの悲しみ
第26章 ハギンスとの3度目の大ゲンカ
第27章 改心後の素晴らしいシーズン
第28章 変幻きわまりないルースの人間性
第29章 ヘレンの死とクレアとの結婚
第30章 フーバー大統領よりも多い8万ドル
第31章 ホームランを打て!
第32章 年を取るというのはイヤなもんだ
第33章 さらばニューヨーク
第34章 ブレーブスとの終末
第35章 もうお呼びでない
第36章 “ジョー、オレはもう死ぬ”