出版社内容情報
プーチンはなぜウクライナに侵攻したのか。両国が紡いできた物語を地図と写真で解きほぐす。戦状を追い続ける池上彰の解説付。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hideo
18
高校時代の「世界史」の参考文献を思い出した。ヨーロッパのような陸続きで、キリスト教イスラム教だけでなく、各宗派の対立やら、民族間のアイデンティティのようなものもあり複雑に入り組んでいる。されども、戦争は憎悪を生み、長い年月の中で生成されてゆくように感じる。我々にも他人事でなくなる日がくるかもしれない。2024/09/10
鯖
17
池上さんは冒頭のお言葉と監修()のみ。なので池上さんの本なのに参考文献一覧がものすごく充実している。社会の資料集みがあるというか、地図と見開き1テーマでロシアとウクライナの歴史が学べるつくり。ただなんか地図のフォントが怪奇調というか絶妙に昭和なのが謎。…ゴルバチョフの軟禁場所の地図とか必要だったんだろうか。ともかく全体としてとても分かりやすくてよかった。2014年のクリミア侵攻の時点でなあなあにしとくべきじゃなかったんじゃろな…。2024/09/07
sosking
11
島国日本には無い、ヨーロッパの国々の危機感が歴史を通してよく分かる内容でした。国を守ると言うこと、国が無くなるかも知れないと言うことを考えていかなければならない時代があり、現代でも国の存続の為を考えてて行動している国々がある事を根底にして、外交政策をしなければならない。また、自国を守る為にも武力が必要だと言うことでもある。力無き正義は、無力なりですね。2024/10/08
mittaka
1
ロシア・ウクライナの歴史を学んだ。11世紀に分裂したキーウ・ルーシ、この正当な後継をロシア共和国と考える人、ウクライナ共和国と考える人、それぞれに言い分がある。「人々は平和を戦争と戦争の間と捉えている」と言ったようにいまも戦争が行われている。 興味を持った点: ・ヴラディヴォストーク:東を征服せよ、という名の都市。ヴラディ「支配する」、ヴォストーク「東」 ・ウクライナ支援:歩兵用多目的ミサイル Javelin、自律型ドローン Switchblade、空中発射巡航ミサイル Storm Shadow2025/05/16
やっぱ本好きだわ
1
長引くウクライナとロシアの戦争。 連日報道されているが何が引き金となっているのかがわからなかった。 本書ではウクライナとロシアの歴史から欧米との関係が丁寧に説明されていて、現状に至った理由が良くわかった。2025/01/26
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- 和書
- おいしー!べーっ!