出版社内容情報
三島由紀夫生誕100年記念。昭和の精神を体現し、生きることと書くことが密接につながっていた、その文学的生涯を、小説、戯曲、評論などの多彩な表現とともにビジュアルでたどる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
154
三島由紀夫が最後の晩餐でも使用したことで有名なお店「末げん」には行ったことがありますが、三島由紀夫の著作は、ほとんど読んだことがありません。 https://shinbashi-suegen.com/ 今後読むときのための参考に本書を読みました。 しかい現代の作家で、ここまでカリスマ性のある人は、いないでしょうね。 https://www.heibonsha.co.jp/book/b655603.html 2025/02/20
吉田あや
62
ページを開いてまず飛び込んでくるのは、篠山紀信撮影による三島由紀夫邸・書斎の書棚に並んだ、古色蒼然とした三島著作コレクション。いつかこの手に取ってみたいと思う初版本や稀覯本もズラリと並び、釘付け状態で暫く本棚の前で立ち止まってしまう。先に進まねばと我に返ったところに、序文のような役割を果たす平野啓一郎氏の三島に向けた想いが綴られており、始まりにして既に満たされてしまった。「私たちは、三島由紀夫の誠実を信じよう」で締め括られるこの2ページは、本誌を読み終え2025/02/19
Go Extreme
2
戦後文壇 幼少期 家族環境 文学的影響 美と死 アイデンティティ 精神的葛藤 国粋主義 西洋文学の影響 内面の探求 エッセイ 『仮面の告白』 『金閣寺』 『豊饒の海』 美学 哲学的思索 芸術観 政治思想 天皇制への関心 楯の会 自衛隊との関わり 文学と政治 伝統文化 日本的美意識 破滅願望 文学スタイル 象徴主義 身体と精神 輪廻転生 死の美学 ニーチェの影響 ショーペンハウアーの影響 武士道精神 西欧モダニズム 自己表現 社会批判 文化的遺産 文学研究2025/02/13