内容説明
日本が“世界の行き詰まり”を救う!来日1年目の“親日”、2~3年目の“反日”そこを超えて著者が見たものは、世界のどこにもなかった“理想の大地”だった!著者渾身の“日本人論”!
目次
第1章 なぜ今「ニッポン」が世界的なテーマなのか(「日本人」が世界ブランドになっている;「日本人はとてもいい匂いがする」 ほか)
第2章 慈しみの美意識(桜―散るを惜しむ心といさぎよさ;世阿弥の「花の珍しさ」 ほか)
第3章 日本語が保存する原初の心(言葉の生命と言葉の心;海と生むと母 ほか)
第4章 韓国人の日本観から見えてくるもの(情緒教育としての反日教育;侮日観を植え付ける反日教育 ほか)
第5章 日本に世界の人々の関心が集まる本当の理由(欧米主導の世界が崩壊している時代;ジャパン・バッシングというスタンス ほか)
著者等紹介
呉善花[ゴゼンカ]
韓国・済州島生まれ。留学生として、昭和58年に来日。東京外国語大学大学院修士課程を修了。日本での体験をもとに執筆された『スカートの風』が大ベストセラーとなる。『攘夷の韓国開国の日本』で第5回山本七平賞を受賞。現在、日本に帰化し、拓殖大学教授として教鞭を執る傍ら、執筆と講演で多忙な毎日を送っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
25
呉善花さんの本としてはあまり読みやすくはなかった。人との距離感覚は日韓で随分違う。嫁と姑が同じ布団で寝るとか全く受け入れられない。日本人は基本的に他人を敵として見ていないので無理に距離を縮めようとしないのだそうだ、納得2019/10/02
かおりん
17
日本人の特性や言語の成り立ち、風習などを客観的に理解できる。日本のよさや不思議さなど当たり前になっているけれど、誇りに思っていいと思った。日本をキーステーションとする世界的な文化イノベーションが巻き起こり始めているって、具体的にはどういうことなんだろう? 2017/11/03
おやおや
2
「朝鮮半島や中国の場合は、『自分の国は、他国が援助するほど偉大な国なのだ』と考えたいのです。そこでは、援助する方が下で、援助される方が上だということになっているのです。(p.179)」 筆者は上下関係が価値を決定する社会だから、少しでも下に立たないようにする儒教が染みているとさらに解説する。 この一節を読むと、何故幾度となく慰安婦問題などで賠償を求めてくるのか、ちょっと納得。2017/09/12