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出版社内容情報
これまでタブー視されてきた感がある「戦争画」。本書では約190点を紹介。所在不明作品を織り交ぜた「誌上戦争美術展」開催。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北本 亜嵐
17
「戦中の美術」は美術史の空白と言われている。実際に画家たちはどうだったのか?「戦時」という特殊な事情の中でも、ごく普通に作品を描き続けていた。絵画や彫刻で甦る貴重な記録集。2016/06/08
そーすけ
3
269*戦争画本、2冊目。「国の盾」の衝撃。ジャンルごと、画家ごとの解説。美術に対する検閲や、プロレタリア美術への記述もある。戦時中に開催された美術展について、誌上で再現されている。2019/10/19
nizimasu
3
戦争画への興味はここにきてあがっている。椹木野衣さんの本もあるけど横浜美術館でやっている戦争と美術展の影響も大きい。画家と戦争は戦争そのものもさることながら戦闘場面だけでない戦時中の絵画を網羅的に紹介していてこの著者の誠実な研究ぶりに感謝の他ない。もちろん中心は藤田や宮本三郎といった従軍画家の作品だけれど個人的に「銃後」とされた戦争とは違う日常の場面。さらには小早川秋聲の「国の盾」という作品で軍服を着た男性が仰向けに寝ている顔の部分に檄文が書かれた日本国旗がかけられているというナショナリズムな作品だった2015/08/23
Kenshi
1
戦闘場面以外をモチーフにとった作品が多く紹介されており面白い。あと向井潤吉って民家の絵の人っていう程度の印象しかなかったが「水上部隊ミートキイナの奮戦」という作品はほとんどシルエットとハイライトだけで描かれ古いフィルムのような色調もあいまって迫真性がすごい。2015/04/03
Aby
1
日本ではなかなか取り上げられない戦時中の美術.IWMには収蔵品がたんまりあるし,常設のギャラリーがあるのに.大和ミュージアムの特別展で見た作品もチラリ.2014/09/12