出版社内容情報
江戸時代に多くの浮世絵師が描いた妖怪画や絵巻物の優品をはじめ、不思議でユニークな妖怪たちの珍品を盛りだくさんに紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み～くま
4
フルカラーの大型本で眺める妖怪たちは、実に個性的で魅力に溢れていました。確かに姿は恐ろしいのですが、どこか憎めない「愛嬌」のようなものがあるんですよね。江戸の深い闇の中で、妖怪たちは人間と寄り添うように暮らしていたのだと思います。そして、江戸の人々はそれを肌で感じ取っていたのでしょう。恐ろしいはずの妖怪を絵姿にして楽しんでしまう。そんな江戸の人々の遊び心に触れた気がします。ページをめくる間、現世をしばし忘れて楽しいひと時を過ごさせて頂きました。2014/07/13
めいけふ
4
大きい本で読めるってだけでも十分価値がある2014/06/26
さつまおごじょ
3
夏なので、妖怪でも。河鍋暁斎の錦絵がいいなぁ。カラフル、ポップ、シュール。パロディとかありそう。2014/07/29
蘇芳
2
あらかたの妖怪画をまとめて観れてよか。大胆な構図や小洒落をはじめ江戸時代の付録やらちんちんまんまんの妖怪やら、妖怪を通してご先祖様の想像力に目がいく仕様でございます。2014/10/10
コンチャン
2
今でこそ妖怪の存在はアニメや漫画、小説でたくさん描かれているけれど、昔の人たちもこのようにして妖怪を描いていたのか、とその遊び心に触れることができたような気がして大満足でした。別冊太陽の本は紙質もいいし、きれいだし好きなんだけど、ちとお値段が高いんだよなあ。でも、手元に置いておきたい一冊でした。2014/10/04
