出版社内容情報
【概要】
約束事を重んじ、身命を賭して他人の窮状を救う一方で、殺人や強盗のほか、ニセガネ作りなどの犯罪行為にも手を染める任侠。『史記』游侠列伝で数多くの人物が取り上げられるなかで、その筆頭に挙げられるなど、司馬遷の評価が最も高い、前漢時代を生きた大任侠・郭解に焦点を当てて、古代中国社会の裏側を切り開く。
古代中国の日常の風景を描き出した著者が明らかにする、国家の法秩序の及ばない「裏」の世界とはどのようなものなのか。膨大な史料を綿密に読み込み、徹底した比較・検証をしたうえで、ストーリー仕立てにすることで読みやすさも追求した、必読の一冊。
【目次】
プロローグ――古代中国の裏社会へ
第一章 暗殺の?末
第二章 郭解の家柄
第三章 血塗られた経歴――「少年」から大任侠へ
第四章 ニセガネと組織犯罪
第五章 呉楚七国の乱と任侠
第六章 轟く侠名、武帝に届く
第七章 勅命との対峙
第八章 郭解の最期――そして伝説へ
エピローグ
【著者紹介】
柿沼陽平(かきぬま ようへい)
1980年生まれ。現在、早稲田大学文学学術院教授、長江流域文化研究所所長。博士(文学)。主な著書に、『中国古代貨幣経済史研究』『中国古代貨幣経済の持続と転換』(ともに汲古書院)、『中国古代の貨幣──お金をめぐる人びとと暮らし』(吉川弘文館)、『劉備と諸葛亮──カネ勘定の『三国志』』(文春新書)、『古代中国の24時間──秦漢時代の衣食住から性愛まで』(中公新書)、『岳麓書院蔵秦簡「為獄等状四種」訳注──裁判記録からみる戦国末期の秦』(上下、編訳注、平凡社東洋文庫)がある。
内容説明
約束事を重んじ、身命を賭して他人の窮状を救う一方で、殺人やニセガネ作りなどの犯罪行為にも手を染める任〓。『史記』游〓列伝で数多くの人物が取り上げられるなか、その筆頭に挙げられ、司馬遷の評価が最も高い郭解に焦点を当てて、古代中国社会の裏側を切り開く―。古代中国の日常の風景を描き出した著者が明らかにする、国家の法秩序が及ばない「裏」の世界とは。
目次
プロローグ―古代中国の裏社会へ
第一章 暗殺の〓末
第二章 郭解の家柄
第三章 血塗られた経歴―「少年」から大任〓へ
第四章 ニセガネと組織犯罪
第五章 呉楚七国の乱と任〓
第六章 轟く〓名、武帝に届く
第七章 勅命との対峙
第八章 郭解の最期―そして伝説へ
エピローグ
著者等紹介
柿沼陽平[カキヌマヨウヘイ]
1980年生まれ。現在、早稲田大学文学学術院教授、長江流域文化研究所所長。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kuroma831
さとうしん
電羊齋
河イルカ
じょあん